アクターズ・ジャーニー
脚本分析講座 2019

世界のトップ俳優たちはどう
脚本を読み解いているのか?

この「読み方」で演技が化ける。
俳優としての「在り方」が化ける。
 どんな演技メソッドも、演じる登場人物を深く理解したうえで使わなければ宝の持ち腐れ・空回りに終わります。

 ところがこの「キャラクターを理解する方法とプロセス」がまるでおざなりになっている日本の現状。

 どれほど脚本を読み込み、役を追求し、取材を重ねれば、その人物を生きた人間として捉えることができるのだろう?

 こうした疑問に悩まされやり方を学びたいと思っても、ちゃんと身につく教えが得られなかったのではないでしょうか。

 これまでにないシステマティックな方法で「演じる人物を骨の髄まで知り尽くす技術」があるとしたらどうでしょう。

 役の魂を掴んでこそはじめて演技に命が宿り、積み上げてきた訓練が、人生の様々な経験が実を結ぶというもの。

 実力が、評価が、何より俳優としての仕事の楽しみが別次元レベルにまで飛躍する、脚本分析の秘密をお伝えします。

必要なのは「演技力」じゃなく「解釈力」だった!

 本場のスクリプト・ブレイクダウン=脚本分析は、およそ日本で教えられている「シナリオ読解」のような堅苦しいイメージとはまるで違います。

 そこには俳優が自らの力でクリエイティブに魅力ある演技を組み立てるための工夫と冒険心があふれています。

 ありきたりで薄っぺらい演技か、斬新で深みのある演技か。

 必死で感情をまき散らして煙たがられる演技か、ふとした真実の表出によって観る人の心を突く演技か。

 そうした分かれ目は、このプロセスにほぼ100%かかっているといっても過言ではありません。

 スタニスラフスキーからハリウッドのストーリー・アナリシスまで、徹底した「俳優目線」で網羅する5日間。

 これを知らずにやっていた過去に、思わずゾッとしてしまうでしょう。
【開催概要】

日程:11月1日/8日/15日/22日/29日(すべて金曜日)の計5日間。

時間:19時~21時

場所:入谷駅近くのスタジオ

参加費:20,000円

定員:5~20人(先着順)

主な内容:☆脚本分析という謎解き・冒険の面白さ。☆「読解」と「解釈」を区別できない人が9割。 ☆魅力のない人物像のまま「上手く」演じても余計に魅力がなくなるだけ~「解釈」を変えなくてはいけない! ☆物語の仕組みを知ることで物語を解体できる。☆キャラクターの着ぐるみを着る~頭でなく身体で考えるということ。☆ハリウッドに学ぶ物語の叡智。☆神話の法則をリアルな人生に当てはめてみる。☆「そこ」に到達したとき目の前に「自分自身」が出現する。☆物語に光を与え、演技だけでなく作品自体を高める解釈の力。

取扱作品例(予定):『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ヴィレッジ』『ファイトクラブ』『ブラック・スワン』『(500)日のサマー』『ゆれる』『おくりびと』『紙の月』『ナイトクローラー』『アメリカン・ビューティー』『天使にラブソングを』『シャイニング』『SAYURI』『スターウォーズ』シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ『E.T.』『ダイハード』『タイタニック』『キングコング』『双葉荘の友人』『七人の侍』『森の千一夜(黒澤明の未映像化脚本)』などから時間の許す限り取り上げディスカッションします。

対象:脚本について意欲を持つ俳優ほかあらゆる役職の方。

参加方法:メールタイトルを「参加申込み」、本文に名前(フルネーム)と役職(俳優、脚本家、etc.)を明記して下記アドレスまでご連絡下さい。
infothegeek@gmail.com
(※必ずフィルター設定を確認下さい。数日返信がない場合迷惑フォルダなどを検索下さい)

参加者の声

 やはりここまで分析しなければキャラクターのことは分からないですし、参加するたびに奥深さを痛感します。とくに行動を起こす根本となる衝動を追求していくという考え方は新しくて、すごく納得できると感じました。
 脚本を渡された時、何からはじめれば良いか、どんな準備をするのか、分析のやり方と全体の流れが分かって慌てなくなった。読み合わせに行ったら、演出の人とスムーズにキャラクターについて話すことができ、演技について提案もすることができた。
 脚本を渡された時、何からはじめれば良いか、どんな準備をするのか、分析のやり方と全体の流れが分かって慌てなくなった。読み合わせに行ったら、演出の人とスムーズにキャラクターについて話すことができ、演技について提案もすることができた。
 今まで自己流で脚本から事実や疑問点を書き出していたのですが、今回参加し、いかに台詞が嘘をついているか、事実ではない場合があるかに驚きました。これは一人でやっていては無理だった、来てよかったと思いました。
 教わったやり方でキャラクターの根底にたどり着いたときの光景や衝撃は今でもはっきり覚えています。相手を知ろう知ろうとしていたら、最終的にそこにいたのは自分だった、目の前に自分が現れたのです。自分が蓋をして心の奥深くに埋めていたものを一気にえぐり取られた感覚でした。
 教わったやり方でキャラクターの根底にたどり着いたときの光景や衝撃は今でもはっきり覚えています。相手を知ろう知ろうとしていたら、最終的にそこにいたのは自分だった、目の前に自分が現れたのです。自分が蓋をして心の奥深くに埋めていたものを一気にえぐり取られた感覚でした。
以下のような悩みをお持ちなら、一緒に脚本の「向こう側の世界」を旅してみませんか
・ようやく日本に入ってきた「世界標準の演技術」を学び始めたところだが、最初に要求される目的や障害といった分析でつまづいてしまっている。

・どうしても演技がステレオタイプと言われる。既成のイメージをなぞってしまっているようで、オーディションでも他の人と自分を差別化できない。

・演出家や監督に言われた通りの演技をこなせるが、自分の深い部分と繋がった表現になっておらず、これではただの操り人形でしかないのではないか。

・素晴らしい役柄との出会いをただ待っていても受け身だし無力だ。出来ることなら自分の力で脚本や人物にも積極的に意見を出したり、プロデュース側のスタンスにも立てるようになりたい。

脚本を知る・物語を知る。それなくして演技・演劇の本質を知ることはあり得ません。

ついに登場! これが「俳優目線」の脚本分析アプローチ!

 「そうは言っても、答えを押し付けられるだけで解き方を教われないいつものパターンでは?」「本当にロジックやスキルなんてあるの?」「脚本に関するウンチクはわかっても演技につなげられないんじゃ……?」

 こうした疑問をお持ちの方も多いでしょう。そこで今まで参加者だけに配布していた特別内部資料『強い演技のための脚本分析』の一部を、<試し読み版>として PDF で限定公開することにしました。

 正直この内容だけで参加費以上の価値をばら撒くようなものですが、いつもこうした募集告知で伝えたいことを伝えきれずにいましたし、本当の脚本分析がどのようなものか理解して頂くため致し方なしです。

 以下ボタンよりダウンロードし、時間のある時にじっくりお読み頂ければと思います。

アクターズ・ジャーニー・ワークショップについて

 2016年『イヴァナ・チャバックの演技術』の自主勉強会として主催者の呼びかけで始まった集まりが発端。世界レベルの一流たちは何をやっているのか?を追い求め後期スタニスラフスキーなど様々な理論を研究・応用。脚本段階での準備からリハーサル、カメラでの撮影を通した実践まで「どの現場でも通用するスキル」に還元し提供。

主催者:akira sasaki

 10代から自主映画を撮る。大学生時にUCLAやAFIの講師らからハリウッドの演出や脚本を学び、日本最初の脚本コンサルタントにも師事。多数の短編で国内外の映画祭に参加後、長編『FACELESS』(06) を監督。演技・演出・脚本すべてを統合する視点を探求してきたことが「俳優目線の脚本分析」という必須でありながら今までなかったノウハウに結びつく。

主催者:akira sasaki

 10代から自主映画を撮る。大学生時にUCLAやAFIの講師らからハリウッドの演出や脚本を学び、日本最初の脚本コンサルタントにも師事。多数の短編で国内外の映画祭に参加後、長編『FACELESS』(06) を監督。演技・演出・脚本すべてを統合する視点を探求してきたことが「俳優目線の脚本分析」という必須でありながら今までなかったノウハウに結びつく。

FAQ

Q:全日程を参加することが難しいのですが。

A:講義はビデオに録画し参加者がいつでも見返せる状態にアーカイブする予定です。欠席された日の内容も確認可能ですが、一方通行の講義にはせずディスカッションやエクササイズなども行いますので、なるべく会場へ来られるよう調整して頂ければと思います。


Q:俳優でなくても参加することができますか?

A:はい、そのために座学形式で行います。これまでは解釈が演技に与える影響を実体験してもらうためにも実演主体でしたが、役と離れすぎない年齢や男女比など様々な考慮をしなければなりませんでした。今回そういった制約なしに、また俳優以外であっても脚本について俯瞰的・抜本的な学びを意欲する方であればどなたでも参加頂けます。


Q:今回のスケジュールだとどうしても参加できません。今後も開催予定はありますか?

A:「開催連絡希望」と明記のうえフルネームを添えて上記申込み用のアドレスにご連絡下さい。以後の開催が決まった際にはご連絡差し上げます。また都合の良い帯(平日/土日・昼/夜など)その他情報を添えて頂ければ検討材料とさせて頂きます。(必ず保証するものではありません)


Q:講義で扱う作品は前もって全部観ておく必要がありますよね?

A:なるべく既に多くの人が観ているであろうものをチョイスしていますが、未見の作品はやはりチェックしておくことをお勧めします。もちろん講義後に見返すことで確認となって理解が深まりもしますので、自分のペースで鑑賞を進めて下さい。


Q:実演型のワークショップの見学などは可能でしょうか?

A:進行中のものがあるタイミングでしたら可能です。現在は行っておりませんが、来春めどに再開予定です。今しばらくお待ちください。


Q:講師の方の作品が観てみたいのですが検索しても出てきません。

A:ご不便おかけしました。以下に用意しました。


『a moment』

(2012年/15min/サイレント)

 この作品は東日本大震災からちょうど1年後の2012年、3月11日も含めた3日間ほどで撮影したものです。日本中が黙祷を捧げていた14時46分ごろは、ゆりかもめに乗ってカメラを回している間に過ぎてしまっていたように記憶しています。

 アメリカ人のバックパッカー、劇団員の少女、中年サラリーマン、料理店を継いだ台湾青年、4人それぞれの心のつかえとは何なのか。それぞれにとっての2012年3月11日とは。タイトルでもある ”a moment (ある瞬間)” に出会ったとき、彼らの中に生じたものは何だったのか。

 決して目には見えない「それ」を、映像と音楽だけのサイレントで表現しようと試みました。