マチュピチュとは、南米ペルーのウルバンバ渓谷の標高2,280mにある古代遺跡です。1983年、世界遺産(世界文化遺産・世界自然遺産)に指定されました。
その歴史は、今から約600年前の15世紀、インカ帝国時代にまでさかのぼり、現代では「インカの失われた都市」「空中都市」「天空の遺跡」として人気の観光スポットとなっています。
マチュピチュの人気の秘密は、「神秘的」なところにあるといえます。古代インカ帝国では、太陽を「神」として崇拝していました。
そのため、マチュピチュに遺された遺跡は、神である太陽を観測するために作られたのではないかとささやかれています。
しかし、マチュピチュに住んでいた人々の「アンデス文明」は文字をもたない文明です。
発見から100年以上が経った現在もマチュピチュには多くの謎が残されており、研究者や調査員の手によって、遺跡の謎や当時のインカ帝国の人々の暮らしの解明が進んでいます。
マチュピチュ旅行にかかる金額は、朝食付き・燃油サーチャージ代込みで、8日間で約260,000~300,000円が目安金額です。
(シーズンや燃油価格の変動によって、目安金額が変わる場合もあります)
東京発(羽田空港発・成田空港発)・中部国際空港発・関西空港発・福岡空港発…
など、各地の航空会社を利用した様々なツアープランが各旅行会社から提供されています。
■美しい石組み
マチュピチュを観光するなら、まず注目したいのが美しい石組みで造られた建物です。
マチュピチュは、膨大な数の石を組み合わせて作られた古代遺跡で、約600年以上たった現在も悠然と建物としての形を遺しています。
■太陽の神殿
太陽の神殿は、マチュピチュ遺跡の中でも特に人気の観光スポットです。
高さ約5mほどの石壁に囲まれた場所で、東の窓から冬至の朝に太陽が差し込み、西の窓からは夏至の朝に太陽が差し込むという、古代インカ帝国の「太陽信仰」に基づいた造りになっています。
また、「月の神殿」という洞窟の中の神殿もあります。
月の神殿はあまり訪れる観光客が少ないため、気になる方はマチュピチュ旅行ツアーのガイドさんに伺ってみてはいかがでしょうか。
■太陽をつなぎとめる石
太陽の神殿の中で、一番高い場所にある遺跡が「太陽をつなぎとめる石」です。
以前までは「太陽に生贄を捧げた石」と噂されましたが、近年では石の四隅が「東西南北」を指していることから、
「時計の役目だったのではないか」
「太陽を観測して暦を記録していたのではないか」
という説が有力になっています。
太陽の神殿や太陽をつなぎとめる石はパワースポットとして、多くの観光客が手をかざして古代インカの神秘的なパワーを分け与えてもらっています。
■見張り小屋
マチュピチュ遺跡の全景を見渡すことができる石造りの小屋です。
急な階段を使ってかなり高所まで登りますが、石造りの小屋からは段々畑と石造りの神秘的な遺跡、マチュピチュ遺跡を囲む山々が一望できる、絶景の撮影スポットです。
■ワイナピチュ
ワイナピチュは、マチュピチュ遺跡の西側にある山で、標高は約2,720m。
人数制限があり事前予約が必要となりますが、登山をすることもできるため、登山家の間でもかなり人気の観光スポットです。
急斜面・階段続きで登頂は大変ですが、頂上からはマチュピチュ遺跡が一望でき、見張り小屋と並んで人気の撮影スポットです。
ちなみに、マチュピチュは「老いた峰」という意味ですが、ワイナピチュは「若い峰」という意味を持ちます。
■マチュピチュ遺跡とウユニ塩湖がセットになったプランもある
また、夏にマチュピチュ旅行ツアーに参加される際は、ボリビアにある「ウユニ塩湖」もツアープランに含まれる場合があります。
ウユニ塩湖は、世界一塩分濃度が高い湖であり、その塩分濃度の高さから湖が空の光を反射すると、まるで鏡のようになり、空と湖の境目が分からなくなる幻想的な観光地です。
この機会に、マチュピチュとウユニ塩湖観光付きとなったペルーツアープランを探してみてもいいですね!
まずは、各旅行会社のペルー旅行ツアープランを一括比較して、自分の希望にあったツアープランを探してみてはいかがでしょうか。
マチュピチュに行くなら食べたいのは「ペルー料理」。現地を観光した人の中でも、特に人気のグルメをご紹介します!
■チーファ
中華系ペルー人が開発した、ペルーの中華料理の総称です。
シュウマイや春雨、チャーハン、中華まんなどはもちろん、揚げ鶏に海鮮醤をかけてゴマを散らしたもの、鶏に甘酸っぱい糖醋醬をかけたもの、野菜やワンタンに甜酸醤をかけたものなど、日本では中々味わえない料理を堪能できます。
ホテルのレストランでメニューに用意されていることも多いですが、現地の料理店で「地元の味」を楽しむ方も多く、たいていの場合がホテルよりも金額が安くなります。
■エンパナーダ
ツナ・イワシ・チョリソーや、トマト、ニンニク、タマネギのソースで味付けをしたタラ・豚ロースなどの具材をパン生地などで包み、油で揚げたポルトガル発祥の料理です。
観光者は「パイのようだった」「ペルーで食べたエンパナーダは、今まで食べたどのエンパナーダよりもおいしく、エンパナーダの常識が覆った」と絶賛しています。
■アンティクーチョ
串刺しにした牛の心臓を焼いたもので、ポテトがセットになって販売されていることが多い料理です。
道端でも1本あたり約20円~40円ほどの価格で販売されていますが、クスコ(マチュピチュへ向かう際の出発地)にある評判のアンティクーチョ店だと、料金は約100円と高くなるものの、味は絶品です。
■セビッチェ
魚介類のマリネです。マチュピチュに向かう際に通るリマでは、北ペルーに比べて高価なセビッチェばかり販売されていますが、その分魚介類をふんだんに使った豪華なセビッチェが楽しめます。
味わいもさっぱりしており、重い食事が苦手という方に最適です。
■ロモ・サルタード
ペルーの代表的な料理です。ご飯の上(ペルーの主食は日本と同じお米です)に、野菜と牛肉を炒めたものが乗っています。
ペルーでは日本で一般的に食べられている食材(トマトやトウモロコシ、じゃかいもやトウガラシなど)の原産地でもあり、日本と似た料理が販売されていることも多々あります。
しかし、味付けは日本とは違う、現地ならではの味がありますので、「いつでも食べれそう」と言わず、ペルー滞在中に一度は食べてみてはいかがでしょうか。
■クイ
ペルーといえば「クイ」。食用のネズミ(モルモット)です。焼く・茹でる・揚げるなど、様々な調理方法で食べられています。
「モルモット」というと日本人からは抵抗があるかもしれませんが、食文化の違いとしてチャレンジしてはいかがでしょうか。
調理の際はしっかりと香草で臭い消しがされており、鶏肉のような味で、冷める前に食べるのが一番おいしいです。クイは観光客からも非常に人気の一品です!
また、マチュピチュ観光などペルー周遊の際は、アルパカ肉も味わうことができますので、クイと併せてこちらもぜひ味わってみてください。
■インカコーラ
現地で販売されている清涼飲料水で、エナジードリンクに近い味のドリンクです。
インカコーラのあまりのおいしさに、帰国後も通販でインカコーラを購入する方は少なくありません。