株主優待をはじめる 

株主優待とは

株を売り買いしたことがあまりない方にもオススメの株主優待。
無理せず投資デビューしましょう。
株主優待は、投資の中でも圧倒的にリスクの少ない取引です。
正しい方法を理解すれば、大きな利益を生み出します。

株主優待とは、企業が株主に対して商品やサービスを贈る制度です。
自社のサービスが多いですが、図書カードなどの場合もあります。

決算のタイミングに合わせて、年1~2回の株主優待が贈られます。
約4000社の上場企業のうち、約1000社が株主優待を設定しています。

基本的に、株主優待があるのは、毎月、月末に1回です。
月末の決まった日に株を売買し、翌日に清算するだけで株主優待が取得できます。

慣れてしまえば、月に2日、合わせて10分未満の手間で優待を取ることができます。
取引を開始するにあたり、新規口座の開設を行いましょう。

株主優待を取る2つの方法

株主優待を取るには、2つの方法があります。
現物取引、クロス取引、の2つです。現物取引は、最も基本的な方法です。
もう一つのクロス取引はリスクが小さく、株主優待のみを取得する方法です。

信用取引とは何かを簡単に説明し、クロス取引の実例を紹介します。クロス取引の最大の問題点である、逆日歩(ぎゃくひぶ)に関しても説明します。

1.クロス取引とは

クロス取引(両建て)とは、現物取引の買いと、同じ株数の空売り(次項で説明)を組み合わせて、値動きの影響を相殺する取引方法のことです。

現物取引で株主優待を取った時には、価格変動のリスクを抱えることになります。たまたま優待を取ったその日の夜に、リーマンショックが再度起こらないとも限りません。
このリスクはなかなかに大きいです。このリスクをきれいに無くしてしまうのが、クロス取引です。

2.信用取引とは 空売りとは

現物取引は、自己資金で買える金額の株を買う、最も基本的な取引です。

信用取引は、保証金を担保にして、自己資金以上の金額の株も買える取引です。

現物取引は、まず株を買って、それを売る、という順序(買い→売り)を変えることは
できません。

信用取引は、証券会社から株を借りてきて、まず株を売って、それを買い戻すという順序(売り→買い)での取引も可能になります。これを空売りと呼びます。

自分の手元に株がないのに売る、という意味で、空という文字が付いています。
この場合は、売った価格より買い戻した価格のほうが低ければ、利益が出ます。
買いとまったく逆の結果になります。

信用取引をするためには、半年間の現物取引を経験した後に
信用取引口座を開設する必要があります。

3. 例 東京ドームの株主優待

2012年1月末日が権利確定日である、東京ドーム(9681)の株主優待を例にします。60000株の権利を取ると、指定席Aのチケットがシーズン中何度でももらえる野球株主証がもらえます。
権利付最終日は1月26日でした。1月25日の夜に、60000株の現物買いと、60000株の空売りを、成行で発注しておきました。1月26日の夜に、現渡(げんわたし:自分が持っている現物株と空売りを相殺して、両方を決済すること)を行いました。これで権利が確定します。決済までに株価が動いても、コストには影響がありません。

4.例 利益とコスト

利益とコストを考えます。現物取引の場合とは若干異なります。

利益は、株主優待だけです。配当は利益になりません。なぜなら、空売りしたまま権利付最終日を迎えると、配当と同じ金額を払わないといけないからです(信用配当調整金)。

コストは、売買の手数料と、逆日歩(次項で説明)です。売買の手数料は、
現物取引のときとほぼ変わりません。

権利付最終日に現物の買いと空売りの2回分の手数料がかかりますが、現渡の手数料は無料です。
信用取引はお金を借りて取引を行っているので、借りたお金の金利がかかります。
ただこれは年利2%程度なので、わずか2日間の取引では大した額になりません。

5.例 逆日歩

実は、クロス取引においては、逆日歩が最大の問題です。

空売りをするときには、証券会社から株を借ります。証券会社が株を十分持っていない時は、第三者に株を借りに行く、という事態が発生します。この調達は証券会社が行ってくれますが、かかった費用を請求されます。これを逆日歩と呼びます。逆日歩の上限額はルールに基づいて決められていますが、取った株主優待を超える額になることもあります。
ある日の逆日歩は、その翌日に発表されます。2012年1月の東京ドーム株の逆日歩は、1000株当たり6000円でした。60000株を空売りしていた人は、36万円を払う羽目になりました。

次の「逆日歩対策」では、クロス取引を少し応用して、逆日歩の問題も消してしまう方法を説明します。

5-1.逆日歩対策

逆日歩を回避するために考えるべき、2つのポイントを説明します。
一般信用取引を利用する、あるいは、逆日歩が上限額の時を考える、ということです。

一般信用取引は各証券会社が独自に提供している信用取引で、逆日歩がそもそも発生しません。
逆日歩はルールに基づいて上限額が決められており、上限額でも利益が出るのであれば問題ありません。

5-2.一般信用取引とは

信用取引には、制度信用取引と、一般信用取引の2種類があります。

制度信用取引とは、各証券会社が共通のルールで運用している信用取引です。どの証券会社を使っても、手数料以外はほぼ同じ仕組みが利用できます。

一般信用取引とは、各証券会社が個別に、独自のルールで運用している信用取引です。現在、松井証券と、カブドットコム証券がこれを提供しています。扱っている銘柄数が少なめという問題がありますが、一般信用取引では、逆日歩が発生しないという大きなメリットがあります。

6.逆日歩の上限額を知る

逆日歩の上限額は、ルールで決まっています。株主優待を極めるでは、1日あたりの最高逆日歩を自動で計算してくれるので簡単です。
銘柄ごとに表示されている1日あたりの最高逆日歩と、権利付最終日ごとに決まっている逆日歩日数を、掛け合わせればわかります。
例として、東京ドーム(9681)の情報を見てみます。2013年1月末日の権利付最終日を確認します。
逆日歩日数は1日、とあります。上の最高逆日歩8000円に日数の1日をかけて、上限額は8000円であるとわかります。
上限額+手数料よりも価値のある株主優待であれば、クロス取引で取りに行って問題ない、ということです。

まとめ

株主優待を取得するための2つの方法(現物取引、クロス取引)を、順番に見てきました。
まずは少しづつ始めてみてください。

株主優待を買う 実践編

1.松井証券の口座を開きます。

①松井証券HPより、「口座開設」をクリックします。

開設時の注意事項 

開設時に「マイナンバー確認書類」と別途「本人確認書類」が必要となります。
手元にご用意の上、口座開設を行ってください。
(本人確認書類は運転免許証・健康保険証・住民票・印鑑登録証・住民基本台帳カードとなります)
②個人のお客様 「個人口座開設(無料)をクリックします。

③お申込み方法を選択します。 

④個人情報の入力をし、
☑反社会的勢力でないことの確約に同意にチェックを入れ
「次の画面に進む」をクリックします。

⑤職業・内部者情報の入力

⑥お取引情報の入力 
 「特定口座ご利用の申込み」では ●源泉徴収ありで開設する を選択します。
⑦投資方針の入力
 
 投資目的     :●売買益の重視 
 本人資産 年収  :●300万円~500万円以上を選択 
      金融資産:●500万円~1,000万円以上を選択
 
 投資資金の内容  :●余裕資金
 
 投資経験 現物取引:●3年未満
      信用取引:●1年未満
 先物オプション取引:●1年未満

 口座開設の動機  :●どれでもOK
⑧入力情報の確認 間違いがないか確認してください。

⑨確認書類のアップロード

⑩手続き完了となります。

※郵送物が自宅に届きます。大切に保管してください。
 続いて、先物取引の口座を開設します。

2.信用取引口座の開設を行います

信用取引 口座開設の詳細は松井証券HPに掲載されてますので参考にしてください。
1.入力いただく情報の利用目的を確認のうえ、同意欄にチェックする(※個人口座のみ)
2.取引経験等の情報を入力する
 現物取引経験      :3年以上
 信用取引経験      :1年以上
 先物・オプション取引経験:1年以上

 投資目的        :売買益の重視
3.「確認する」を押す。
1.内容を確認し、取引暗証番号を入力する。
2.「承諾する」を押す。

「株主優待を極める」のサイトを参考にし購入する株式を選びます

次のように選択します
権利月  :現在の「月」を選択します。      
権利日  :指定なし      
信用売り :松井証券      
並び/表示:人気順 簡易表示

 3月と9月に株式を保有していた株主に対して、株主優待を送る企業が多いです。
赤枠で囲まれた「松」が表示されている株式の購入が可能です。

6412 平和 をみていきましょう。

基本情報を確認します。

株価は一株当たりの値段となります。 
単元株数が100株とありますので、100株から購入が可能ということになります。

単元購入数がおおよその額となります。購入時と違う場合がありますので目安としてください。

また、株主優待を取得するためには、企業の株式を一定期間保有して株主でいる必要があります。

具体的には、権利確定日に株主名簿に名前が載っている必要があります。

権利確定日とは、株主優待や配当などの株主としての権利が確定する日です。間違えやすいのですが、株主としての権利を確定させるためには、権利付最終日に株を保有している必要があります。

権利付最終日は、権利確定日の3営業日前の日付です。つまり、この日までにクロス取引をしなければ、株主優待をもらうことができません。


続いて、「優待内容」を確認していきましょう。

クロス取引では、購入株2株分の手数料が掛かります。
用意するお金は1株分となります。

注意. 配当金はもらえません!! (「現物買」と「信用売」を両方行ってるため)

クロス取引手数料より優待内容の価値が高くなる銘柄を選ぼう!!

100株あたり約22万円なので 
手数料は300円×2 計600円となります。

優待内容は、「100株以上 2枚」となります。
こちらは、Yahoo!オークション等でおよそ5,000円で売れます。
  
クロス取引 手数料 <  株主優待利益 

となる銘柄を選択しましょう。

Point! クロス取引をする銘柄の候補はたくさん挙げておこう

人気のある株主優待は、当日になって「売建可能数量」がなくて「信用売」ができない場合があります。

そのため、クロス取引をする候補の銘柄は、できるだけ多く挙げておいた方が良いです。
候補をたくさん挙げておけば、取引をする当日になって他の銘柄探しにあわてることがありません!

どうしても欲しい銘柄に関しては、「売建可能数量」の空きが出ることがありますので、こまめにチェックすることをオススメします。

松井証券では、信用取引を行うために最低委託保証金額(30万円)が必要です。

例えば10万円以下の銘柄を取引するときでも、口座には30万円以上必要になりますので、先に入金をしておきましょう。

この最低委託保証金は、取引が終わって少し経てば出金できます。

銘柄が決まったら「信用売」から取引を始めましょう

レオパレスを例にして行います。

「レオパレス21」銘柄名をクリックし、内容の確認を行います。

優待内容 
①レオパレス・リゾートホテル 無料宿泊券
国内ホテル 50%宿泊割引券100株以上 3年未満:①2枚 ②2枚 
 3年以上:①3枚 ②3枚 ・・・・

優待内容の欄に、株主保有期間でもらえる内容が変わってきますので
しっかりと確認しましょう。

yahooオークション等で、いくらで取引されてるか確認しましょう。


①信用取引する銘柄コードを入力し、「検索」をクリック!

 松井証券にログイン後、「株式取引」→「信用新規」をクリックします。信用取引する銘柄コードを入力し、「検索」をクリックします。

②取引区分(種類)を「新規売(無期)」にして、注文内容の入力

取引区分(種類)を「新規売(無期)」にして一般信用取引をします。

「現物買」と同じ株数を入力します。また、値段は、成行で注文し、株式市場が開いたらすぐに約定するようにします。

また、有効期間は、権利付最終日に注文をするときは、「当日」にしてください。

注文内容が入力できたら、「注文確認」をクリックします。

③注文内容の確認後、取引暗証番号を入力して
「注文する」をクリック

注文内容の確認後、取引暗証番号を入力して、「注文する」をクリックします。

④注文受付の確認

注文受付の確認をします。

以上で、「信用売」の注文受付は完了です。つぎは、「現物買」の注文をします。

①信用取引する銘柄コードを入力し、「検索」をクリック!

「株式取引」→「現物買」をクリックします。現物買する銘柄コードを入力して、「検索」をクリックします。

②現物買いの注文内容の入力

数量は、「信用売」と同じ株数を入力します。また、値段は、成行注文で出し、株式市場が開いたらすぐに約定するようにします。

注文内容が入力できたら、「注文確認」をクリックします。

③注文内容の確認後、取引暗証番号を入力して、
「注文する」をクリック

注文内容の確認後、取引暗証番号を入力して、「注文する」をクリックします。

④注文受付の確認

注文受付の確認をします。

以上で、「現物買」注文の受付は完了です。

続いて、株式市場が開いたら、「信用売」と「現物買」の注文が約定しているかを確認します。

⑤株式市場が開いたら注文が約定しているかを確認

株式市場が開いたら、「信用売」と「現物買」の注文が約定しているかを確認するために、「株式取引」→「注文照会」の順にクリックします。

ここで、取引をする銘柄が、同じ株数、同じ約定金額で「信用売」と「現物買」の両方で約定していることを確認します。

約定の確認が取れたら、後は権利落ち日に「現渡」をしてクロス売りを完了させます。

⑥権利落ち日に現渡

松井証券にログイン後、「株式取引」→「信用返済」の順に進み、「返済」をクリックします。

⑦「現渡」にチェックを入れ、注文内容の入力

値段<現渡>は「現渡」にチェックを入れ、返済数などの注文内容を入力し、「注文確認」をクリックします。

⑧注文内容の確認後、取引暗証番号を入力して「注文する」をクリック

注文内容の確認後、取引暗証番号を入力して、「注文する」をクリックします。

⑨注文受付の確認後、「注文照会」をクリック

注文受付の確認後、「注文照会」をクリックします。

注文した銘柄の約定確認をします。

以上で、松井証券でのクロス取引は完了です。あとは、約3ヶ月後に株主優待が届くのをお待ちください。