十二年の不妊治療のうち初めの八年の心の苦しみの葛藤を描いたストーリーである。本作品は通院日誌ではなく、著者の心情を投影した思いそのものである。子供が欲しいという気持ちは罪ですか?欲なのですか?自我なのですか?ただ愛する人の子供が欲しかっただけなのに・・不妊治療で傷つきながら血の涙を流す主人公市江。人は様々な環境で様々なものを抱えて生きています。
主人公は、仕事・隣人の騒音・ストーカーなどから悩み、病気を発病。病気を治療すれば不妊治療が出来なくなり、不妊治療をすれば、病気が悪化するという負の連鎖に迷い込む。病気の世の偏見。自分しか分からない孤独。子供ができない事に思い悩み、心ない人の言葉に傷つき・・果てしない慟哭の中で、自分の心と向き合い続ける市江。
子供を諦められるのか?養子を取るのか?はたまた骨さえも拾ってもらえない孤独を受け入れるのか?主人公市江の心の推移。苦しみの末辿り着いた結論に注目してもらいたい。物語に出てくる誠実で理解ある夫。しかしこの心の支えになっていた夫は今後描く予定のこれから作る物語の中で、大きな豹変をもたらすのである。人は信じられるのか?夫婦の信頼関係は?究極に追いつめられた中で、信頼はその負荷に耐えられるのか?常識を越えて、お金が絡んで人はどんな本性を現すのか?世の摂理を知っていただきたい。
十二年不妊治療をする苦しみがどれほどかお分かりですか?女性としての自信さえ持てず、自分を欠陥品のように追いつめて、毎日血の涙を流している。不毛な苦しみの時を送っている。子供を欲しい気持ちは自我なのですか?ただ・・ただ・・愛する人の子供が欲しかっただけなのに・・・何度も心に響く同じ言葉。満たされぬ魂の渇望
嘉原 愛埋(かはら あいり)
一九七四年七月。埼玉県に生まれる。蟹座・B型
中学まで地元埼玉の学校に通い、高校から東京の女子校へ。女子校卒業ののち、薬科大学に進学。血圧、心臓などの研究室で研究。その後薬剤師国家資格に合格し、薬剤師になる。(薬剤師名;芸名ゆえ本名とは異なる。)
大学卒業後から調剤薬局勤務。小児科・耳鼻科・内科など数多くの処方箋を調剤。二十六歳で結婚。二十九歳から不妊治療を開始。トータル十二年の不妊治療を経験。仕事を続けながら、薬を服用している時期なども含めて(一人目不妊八年・二人目不妊四年。計十二年二人目は授からず)
未病の観点から、漢方薬にも精通。西洋医学で不妊治療を行いながら、婦人科・不妊での漢方薬について研究。漢方について学ぶこと十一年
現在も現役で調剤薬局において調剤・服薬指導にあたっている。
幼少期から小説が好きで、文学や社会、音楽に興味があった。長所は明るく、努力家であるところ。短所はマイナス思考ぎみなところがある点。
作品は作者の処女作である。作品は通院日誌ではなく、主人公の感情の推移を描いた物語である。主人公市江は著者の心情を投影した思いそのものである。薬剤師として薬や治療内容に詳しく偏ったものの記載ではなく、人間としての感情の推移に重きを置いて作品を作った。
主張したいこと言葉は、著書にも出てくるが、「自分の行いは自分にかえる」である。すべての人が人生においてこの言葉を知れば、犯罪や殺人、いじめなどもなくなるのではないかと思いたい。人に思いやりを持てるようになるのだと思いたい。人に厳しくあたることは自分が厳しくあたられることだと・・罪なく人を殺せば、罪なく人に殺されるのだと。自暴自棄に、他人のことを考えず自分の利益だけで暴走して、攻撃して生きていれば、その風は自分に向かってくるのだと。自分を戒める言葉として事あるたびに思い出している。
それならば人を攻撃するのではなく、人に思いやりと愛を向けたらどうであろうか?そこから自分は変わり、それによって周りも変わり、世の中が変わっていく・・それはあなたの幸せとなってあなたに向かう風となる。それが私の願いである。本書を読んだ読者にはその気持ちを伝えたい。
嘉原 愛埋(かはら あいり)
一九七四年七月。埼玉県に生まれる。蟹座・B型
中学まで地元埼玉の学校に通い、高校から東京の女子校へ。女子校卒業ののち、薬科大学に進学。血圧、心臓などの研究室で研究。その後薬剤師国家資格に合格し、薬剤師になる。(薬剤師名;芸名ゆえ本名とは異なる。)
大学卒業後から調剤薬局勤務。小児科・耳鼻科・内科など数多くの処方箋を調剤。二十六歳で結婚。二十九歳から不妊治療を開始。トータル十二年の不妊治療を経験。仕事を続けながら、薬を服用している時期なども含めて(一人目不妊八年・二人目不妊四年。計十二年二人目は授からず)
未病の観点から、漢方薬にも精通。西洋医学で不妊治療を行いながら、婦人科・不妊での漢方薬について研究。漢方について学ぶこと十一年
現在も現役で調剤薬局において調剤・服薬指導にあたっている。
幼少期から小説が好きで、文学や社会、音楽に興味があった。長所は明るく、努力家であるところ。短所はマイナス思考ぎみなところがある点。
作品は作者の処女作である。作品は通院日誌ではなく、主人公の感情の推移を描いた物語である。主人公市江は著者の心情を投影した思いそのものである。薬剤師として薬や治療内容に詳しく偏ったものの記載ではなく、人間としての感情の推移に重きを置いて作品を作った。
主張したいこと言葉は、著書にも出てくるが、「自分の行いは自分にかえる」である。すべての人が人生においてこの言葉を知れば、犯罪や殺人、いじめなどもなくなるのではないかと思いたい。人に思いやりを持てるようになるのだと思いたい。人に厳しくあたることは自分が厳しくあたられることだと・・罪なく人を殺せば、罪なく人に殺されるのだと。自暴自棄に、他人のことを考えず自分の利益だけで暴走して、攻撃して生きていれば、その風は自分に向かってくるのだと。自分を戒める言葉として事あるたびに思い出している。
それならば人を攻撃するのではなく、人に思いやりと愛を向けたらどうであろうか?そこから自分は変わり、それによって周りも変わり、世の中が変わっていく・・それはあなたの幸せとなってあなたに向かう風となる。それが私の願いである。本書を読んだ読者にはその気持ちを伝えたい。