アドバイザー
杉谷遼 株式会社マザーハウス
現在はマザーハウスでの勤務と同時に、国際協力という分野を仕事にする人々を増やし、またその人たちと国際協力の新しい形を模索するために、自身の経験を活かしながら月に2-3回の講演、ディスカッションへの登壇をしている。
学部時代は世界的な協力の枠組みであるインフラ事業に関する研究を中心として、世界銀行やJICA、開発コンサルタントによるマクロな国際協力を勉強。「そこにしかない価値を人々の欲求と結びつける」という言葉を基に、今まで援助の対象として見ていた途上国の人びとの価値とは何かをつきつめるため、国際協力の分野で大学院への進学を決める。ネパールでの震災からの復興をテーマとして物資もインフラもない状況で人々が合理的な判断をしながら粘り強く生き延び、復興してきたことを明らかにした研究を土木計画学会で発表、大学院内では専攻長による表彰を受けた。課外ではイスラム教徒向けのアプリケーション開発で友人と起業、またタイの社会企業にインターンする等、社会企業に関して多くの経験を積む。