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木村繁  kimura Shigeru 演出家の仕事

2022年上半期は1月『浄瑠璃版サロメ』、3月人形浄瑠璃『おさき玉城恋の八橋~池鯉鮒の宿対面の段』、小林祥子(前進座)『或る楽童子の母の手紙』、5月宝生流能楽と俳優語り『修羅マクベス夫人』の作・演出が続き、さらに静岡で『清水の宿情けの往来』の共同台本とあわただしい日々でした。
秋は待ちに待ったオフシーズン?仕事でご縁ができた沖縄へ組踊の勉強に出かけるなど楽しい日々が待っています。そうそう仕事場の雑木林で育ち過ぎたミズナラや͡コナラが我が家にのしかかってきています。汗まみれの伐採や薪づくりの山仕事も待っています。2022/6

古典への憧れそして破壊


プッペンテロルVOL.1『浄瑠璃版サロメ』
作・演出/木村繁、美術監督/福永朝子
出演/常磐津綱鵬、LONTO、古家暖華
2022/1/22-23初演、古民家シアターMINOJI BASE
プッペンテロルは人形劇のアートシーンにラジカルな風を吹かせたいと、演出家の木村繁、美術家の福永朝子、常磐津の常磐津綱鵬、パントマイムのLONTOの4人で結成。


人形浄瑠璃『おさき玉城恋の八橋』全3段~琉球使節譚
      浄瑠璃台本・演出/木村繁、義太夫節作曲/野澤勝平(人形浄瑠璃文楽座)、
             主演/豊松清十郎(人形浄瑠璃文楽座)
               知立市文化会館
             パティオ池鯉鮒2021-23

              『天人五衰~豊饒の海』
      原作/三島由紀夫、脚色・演出/木村繁、企画/永井聡子
          静岡市清水文化会館マリナート2017
              主演/白石加代子
三島由紀夫の絶筆を白石加代子の語り物に書下ろし、老いと少年をめぐるエロス漂う壮絶な舞台となった。
          『修羅マクベス夫人』綜合劇集団俳優館
                            作・演出/木村繁、音楽・尺八/矢野司
                 栄能楽堂2022/5/23-28
            出演/衣斐愛(宝生流シテ方)、今枝邦雄・鹿島俊裕(和泉流狂言方)
                                      上田定行、飯野久美子
シェイクスピアのマクベス夫人をシテに、俳優の地謡語りと尺八による現代能の試み。
                                   


   プッペンテロルvol.1『竜潭譚』
原作/泉鏡花、浄瑠璃台本・演出/木村繁、美術監督/福永朝子、ちさと人形/はちす
  出演/常磐津綱鵬、LONTO、古家暖華
   初演2019柴田家住宅、栄能楽堂

    甚目寺説教源氏節もくもく座『蘆屋道満大内鑑』葛葉子別れの段
          補綴・演出/木村繁、振付/工藤鍵道
江戸に始まり昭和五十年代で途絶えた伝統人形芝居を地元の有志が再創造。以来35年全国各地で上演し浄瑠璃・三味線・人形の修行に励んでいる。

          (財)日本劇団協議会公演『出雲の阿国』
            作/ふじたあさや、演出/木村繁
           出演/天野鎮夫、佐藤友彦、西川長秀
                        名古屋能楽堂

          『或る楽童子の母の手紙』
             作・演出/木村繁
          出演/小林祥子(劇団前進座)
           パティオ池鯉鮒2022-23
     女優小林祥子が琉球使節の楽童子を気遣う母の心情を語る一人芝居。

 人形劇団むすび座『父と暮せば』
   作/井上ひさし、演出/木村繁
2013初演、人形と語りの分離で演じる舞台が各地のフェスティバルで絶賛され全国ツアーを展開した。

     『水の宿』MIZUNOSHUKU
    パティオ池鯉鮒、銀座博品館2008
      原作/泉鏡花、作・演出/木村繁
    出演/下総源太朗(俳優)、平山素子(ダンス)
          有賀誠門(打楽器)



オブジェクトパフォーマンスシアターは身体表現とオブジェの共存を目的に、木村繁と美術家の福永朝子が牽引して結成。1990~2000年代にかけて利賀フェスティバル、飯田人形フェスタ他数々のフェスティバルで実験的な試みを展開した。

       愛知トリエンナーレPR隊『大地のカーニバル』『さなぎ』
           構成・演出/木村繁、美術/福永朝子
               横浜赤レンガ倉庫2010
愛知トリエンナーレの広報のために野外パフォーマンスを制作、東京、神奈川、大坂、愛知、金沢などで2年間にわたり動く現代美術を上演した。

                    オブジェクトパフォーマンスシアター『裸海』
         作・演出/木村繁、美術監督/福永朝子
            利賀スタジオ2001
利賀フェスティバルに招待され、巨大な一枚の紙を操作する『裸海』を利賀スタジオで上演、合わせて大学生に向けたワークショップや合掌家屋で人形展を開催した。又前年2000年は町村合併に向け最後の利賀村を記念して『夢十夜』の演出を委嘱され村の子どもたちと東京・名古屋の俳優たちで現地に滞在制作をした。

『裸海』利賀スタジオ2001

『夢十夜』主催/利賀村
  原作/夏目漱石、脚本・演出/木村繁
出演/利賀の子どもたち、山の手事情社、オブジェクトパフォーマンスシアター
      利賀山房2000


長野生まれ。前進座、東宝現代劇戯曲科で学び
人形劇団むすび座の演出を経てフリー。
ヒトの心象風景をオブジェや人形で表現する特異な手法が
動く現代美術と評され、パティオ池鯉鮒、利賀フェスティバル、飯田人形劇フェスタなどで演出を展開。オブジェクトパフォーマンスシアター、文楽人形、結城座、ひとみ座などと新作を作る。
又、日本語の語りにも力点を置き、白石加代子、筑前琵琶田原順子、狂言野村又三郎、説教源氏節もくもく座、常磐津綱鵬、小林祥子(前進座)などと語りの作品を作り続ける。
文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、名古屋市芸術奨励賞、松原英治若尾正也記念演劇賞、名古屋市芸術祭審査員特別賞(団体)受賞、(一社)日本演出者協会理事、(特非)愛知人形劇センター理事長、人形劇学校パペットアーク校長などを歴任。

リンク  bunkajyoho2016-5-6.pdf
名古屋市文化振興事業団情報誌、「特集 木村繁、演出家」


 

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