木村繁 kimura Shigeru 演出家の仕事

短信
このところ、日本劇団協議会の能楽堂での『出雲の阿国』、白石加代子さんとの豊饒の海第四巻『天人五衰』と、怠け者の私にとって汗をかく仕事が続きました。三島由紀夫の最後の小説の劇化ということもあり精神的に重い仕事でした。3ヶ月に及ぶ稽古場での、白石さんの実に丁寧でかつ直観的な鋭い感性に刺激されて、私もなにか今までとは又違った意欲がわいてきました。少しあたまを緩めてから、今年は常磐津の弾き語りによる人形芝居『二人小町』に恋しようと思っています。
                                       木曾山中にて

人形+語り+物体

写真説明
㊤『天人五衰』豊饒の海第四巻 作:三島由紀夫、脚色・演出:木村繁、出演:白石加代子、中井智弥、大前光市
                                  会場:静岡市清水文化会館マリナート
㊥『父と暮せば』人形劇団むすび座、作:井上ひさし、演出:木村繁、美術:宮武史郎、出演:林達美、松本英司、
  八幡美佳、飯田恵美
                                  会場:全国公演中
㊦『出雲の阿国』公益財団法人日本劇団協議会、作:ふじたあさや、演出:木村繁、出演:天野鎮雄、徐梨恵ほか
                                  会場:名古屋能楽堂

木村繁 Kimura Shigeru プロフィール

前進座、東宝現代劇戯曲科で学び
人形劇団むすび座の演出を経てフリー。
ヒトの心象風景を
オブジェや人形で表現する特異な手法が
動く現代美術と評され
パティオ池鯉鮒(知立市)、利賀フェスティバル
飯田人形劇フェスタなどで演出を展開。
オブジェクトパフォーマンスシアター
文楽人形、結城座、ひとみ座などと新作を作る。
又、日本語の語りにも力点を置き
白石加代子、天野鎮雄、三味線やそすけ、琵琶田原順子
竹元まき子、狂言野村又三郎、説教源氏節もくもく座、
俳優館などと語りの作品を作り続ける。
文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作
名古屋市芸術奨励賞
松原英治若尾正也記念演劇賞
名古屋市民芸術祭審査員特別賞(団体)
一般社団法人日本演出者協会理事を五期歴任
現在は特定非営利活動法人愛知人形劇センター理事長。

 

主な演出作品
稽古場にて 
       2017年
(撮影:服部義安)
語り
『雪をんな』人形劇団むすび座
作:木村繁、演出:丹下進、弾き語り:三味線やそすけ、和紙人形:人形劇団むすび座。
現代版人形浄瑠璃として空前のヒット、沖縄から北海道まで全国ツアーが続いた。木村にとって初めての語りと人形との出会い。
物体
『空音』オブジェクトパフォーマンスシアター
作:長田まき、演出:木村繁
物体と人間のせめぎあい、共存が新しい身体感覚を生み出す。
現代演劇
『水の宿』パティオ池鯉鮒、銀座博品館劇場
原作:泉鏡花、台本・演出:木村繁
出演:平山素子(ダンス)、下総源太郎(俳優)、有賀誠門(打楽器)
和箪笥の抽斗が音もなく開いて女の足が忍び寄る…幻想の鏡花
人形浄瑠璃
『芦屋道満大内鑑~葛の葉子別れの段』甚目寺説教源氏節もくもく座
補綴・演出:木村繁、振付:工藤鍵道。
江戸時代から伝わる説経節の流れをくむ人形浄瑠璃芝居。愛知万博での上演のほか、東京、京都、東海地区で上演中。
野外劇
利賀フェスティバルでの、大学生たちによるワークショップ野外劇。演出:木村繁、美術指導:福永朝子
人形劇
『父と暮せば』人形劇団むすび座
作:井上ひさし、演出:木村繁、美術:宮武史郎
井上ひさしの名作戯曲を初の人形劇化。語りと人形の関係論が話題となる。厚労省児童福祉文化財特別推薦。損保ジャパン日本興亜人形劇場ひまわりホール、プーク人形劇場ほか、全国巡演中。
人形と物体
『胎児の夢~ドグラマグラより』
オブジェクトパフォーマンスシアター
損保ジャパン日本興亜人形劇場ひまわりホール、飯田人形劇フェスタ
原作:夢野久作、台本・演出:木村繁、美術:福永朝子
胎児に宿る水面下の精神世界を、グロテスクに知的に表現した。
現代演劇
『利賀版、夢十夜』利賀山房
利賀村が合併で消えるかもしれない!その最後を記念して村が製作した。
原作:夏目漱石、台本・演出:木村繁、美術:福永朝子、出演:山の手事情社、オブジェクトパフォーマンスシアター、利賀村のこどもたち
野外劇
『トワワイルスタ』岩手県三陸海岸地方
作:菅野直子、演出:木村繁
津波で劇場がなくなった震災地の子どもたちと、一緒に野外劇をやろうと、東京、名古屋、岩手の演劇人が遠野で合宿して作った野外劇。震災地を六ヶ所巡演した。
物体
『ガラテア』オブジェクトパフォーマンスシアター
作:近藤親紀 、演出:木村繁
グロテスクとエロスもこの集団の特徴である。
野外パフォーマンス
『SANAGI』横浜赤レンガ倉庫
愛知国際トリエンナーレのPRパフォーマンスとして製作、全国各地を巡演した。可変体オブジェの代表作。演出:木村繁、美術:福永朝子
野外パフォーマンス
『大地のサンバ』東京芸術劇場の庭園
愛知国際トリエンナーレのPRとして製作、仮面、巨大人形をつかって上演。演出:木村繁、美術:福永朝子
物体と仮面
『薄暮夢』オブジェクトパフォーマンスシアター
江戸川乱歩より、薄暮時に垣間見る幻影の数々…仮面とヒトの関係が話題になる。演出:木村繁、美術:福永朝子、出演:LONTOほか
現代演劇
『水の宿』パティオ池鯉鮒、銀座博品館劇場
原作:泉鏡花、台本・演出:木村繁
出演:平山素子(ダンス)、下総源太郎(俳優)、有賀誠門(打楽器)
和箪笥の抽斗が音もなく開いて女の足が忍び寄る…幻想の鏡花
写真説明
『砂の記憶』富山県、利賀芸術公園での展示、美術:福永朝子



これからの仕事
◆『曽根崎心中』作:角田光代、演出:木村繁、語りと台本:竹元まき子、2017年3月24日、大垣市スイートピアホール

◆弾き語り人形芝居『小野小町』
作・演出:木村繁、弾き語り:常磐津綱鳳
2017年10月、損保ジャパン日本興亜人形劇場ひまわりホール

◆『姥皮~甚目寺観音利生譚』説教源氏節もくもく座、2017年4月12日、甚目寺観音本堂

◆『父と暮せば』作:井上ひさし、演出:木村繁、人形劇団むすび座、全国公演中。お問い合わせは人形劇団むすび座052-623-2374


只今越冬中です。沖縄の幻の古楽器、長線(チャンセン)と琉球王国江戸上りに取材した戯曲を書こうと、春になったら取材のため沖縄に飛びます。
リンク
YouTube:オブジェクトパフォーマンスシアター『千匹皮』『薄暮夢-黒い物体』『薄暮夢-離魂』『薄暮夢-卵』にて動画公開しています。
HP:オブジェクトパフォーマンスシアター、特定非営利活動法人愛知人形劇センター、損保ジャパン日本興亜人形劇場ひまわりホール







これからの仕事
お問い合わせは
Email:kimuradacha551@gmail.com