無実の人びとを救おう! 5・20いっせい宣伝行動2020
冤罪に苦しむ人たちを救おう

無実の人が無罪にならない―そんな不条理は許せない

「お前がやった証拠がある。認めろ」。ある日突然、警察に連れて行かれ、やってもいない罪を責められる。テレビドラマのような話が、現実に起こっています。ドラマと異なるのは、冤罪が晴れるまで途方もない時間がかかること。名張事件の奥西勝さんは、裁判のやり直しを求め、54年間も無実を訴え続けましたが、死刑囚のまま獄中で亡くなりました。私たちは、当事者と家族が地獄の苦しみを味わう冤罪の犠牲者を救援するために、裁判で無罪判決を勝ちとるための支援運動をしています。
メンツで再審を妨害する検察
 親族のウソの供述で人殺しの共犯者とされ、懲役10 年を受刑した原口アヤ子さん。裁判をやり直す再審請求をしています。鹿児島地裁は、被害者は事故死の可能性が高く、有罪判決は誤りの疑いがあると、裁判のやり直し=再審開始決定を出しました。 ところが検察が抵抗し、不服申し立てをして、高等裁判所で再審は取り消しに。原口さんは再び再審請求し、今度は地裁と高裁が再審を認めます。事実上の無罪判決が三度。にもかかわらず、自らの過ちを隠そうと固執する検察の妨害で、審理は最高裁に。 事件から40 年。今年92 歳になる原口さんは、法廷で「私は生き返りたい」と述べています。人殺しの汚名を着たままでは、「死んだも同然だ」と。裁判官と検察官はその声を真摯に受け止めるべきです。(大崎事件)
警察の捏造証拠が明らかに
「娘の嫁ぎ先をガタガタするぞ」──刑事の脅迫に心が折れた阪原弘さん。やっていない殺人を自白させられ無期懲役刑が確定しました。 再審を求める裁判の中で、被害者から盗まれた金庫の投棄現場へ、阪原さんが捜査官を案内したとされた捜査報告書の写真が、順序を入れ替えられていたことが明らかになりました。検察が開示したネガで判明したもので、現場からの帰り道の写真を行きの写真と偽り、阪原さんが自ら現場へ案内したかのように偽造したのです。警察は、阪原さんに行きに撮ったような演技までさせていました。 阪原さんは無期懲役の受刑中、75 歳で亡くなりました。妻と3人の子が裁判を引き継ぎ、2018 年、大津地裁は再審開始を決定。大阪高裁で審理が続いています。(日野町事件)
再審取消しで再び死刑台へ
再審開始決定には裁判官の憤りがにじみ出ていました。「これ以上拘置を続けるのは、耐え難いほど正義に反する」。静岡地裁は、一家4人刺殺の犯人とされた袴田巖さんの再審を認め、刑の執行停止を決定しました。犯行着衣に袴田さんと被害者いずれのDNAも検出されず、「捜査機関に捏造された疑いがある」と認定。約47 年半ぶりに袴田さんは死刑囚監房から解放されました。
死の恐怖におびえる年月は袴田さんの心をむしばみました。「私が世界一番の権力者だ。最高裁にもなった。これから冤罪というものはない」と、述べ拘禁症による精神障害が続いています。
ところが、東京高裁は無実の証拠を無視して再審決定を破棄。最高裁が追認すれば、袴田さんは再び死刑台に連れ戻されることになります。人の命をもてあそぶ裁判に世界中から非難の声が届いています。(袴田事件)
警察の捏造証拠が明らかに
「娘の嫁ぎ先をガタガタするぞ」──刑事の脅迫に心が折れた阪原弘さん。やっていない殺人を自白させられ無期懲役刑が確定しました。 再審を求める裁判の中で、被害者から盗まれた金庫の投棄現場へ、阪原さんが捜査官を案内したとされた捜査報告書の写真が、順序を入れ替えられていたことが明らかになりました。検察が開示したネガで判明したもので、現場からの帰り道の写真を行きの写真と偽り、阪原さんが自ら現場へ案内したかのように偽造したのです。警察は、阪原さんに行きに撮ったような演技までさせていました。 阪原さんは無期懲役の受刑中、75 歳で亡くなりました。妻と3人の子が裁判を引き継ぎ、2018 年、大津地裁は再審開始を決定。大阪高裁で審理が続いています。(日野町事件)

どうして冤罪が起きるのか

松橋事件で検察が隠し持っていたシャツ。作られた自白調書では燃やして破棄したことになっていた。
名張事件の歯形鑑定。一致しているように見えるが、実際は倍率を調整したものだった。
名張事件の歯形鑑定。一致しているように見えるが、実際は倍率を調整したものだった。
警察の自白強要
多くの事件で警察の強引な取調べでウソの「自白」をさせられ、それが有罪判決の有力になっています。今市事件の勝又さんは、約4カ月間、232時間に及ぶ取調べの中で暴力を振るわれ、人格を否定する取調べで自白させられています。
検察の証拠隠し
事件に関するあらゆる証拠を持っているのは検察です。しかし検察は、裁判で有罪とするのに有利な証拠だけを出して、無罪の証拠は隠したり、ときに証拠の捏造まで行います。目の前の被告人が無実であることを知りながら有罪を求刑する、そんな不正義を検察官は平然とおこなっています。
裁判所の科学無視
裁判官は心証が有罪方向に傾くと、事実や証拠を見て見ぬ振りをして判断をします。科学的な鑑定が出ていても、自らの勝手な推論を持ち出して、何が何でも有罪にしようとします。名張毒ぶどう酒事件は、歯形鑑定が偽造されたものであることを認めながら、有罪判決を出しています。
検察の証拠隠し
事件に関するあらゆる証拠を持っているのは検察です。しかし検察は、裁判で有罪とするのに有利な証拠だけを出して、無罪の証拠は隠したり、ときに証拠の捏造まで行います。目の前の被告人が無実であることを知りながら有罪を求刑する、そんな不正義を検察官は平然とおこなっています。

冤罪をなくすため、私たちはこんな活動をしています。

裁判所要請行動 
裁判官が公正な判決を出すよう、裁判所に対して申し入れをおこなっています。
現地調査
事件の現場を検証し、検察の起訴状の通りの事件が起こりえるのか、実験なども交えながら検証します。
宣伝行動 
街頭で市民に事件のおかしさを訴え、世論で裁判所を包囲します。
宣伝行動 
街頭で市民に事件のおかしさを訴え、世論で裁判所を包囲します。
一日も早く、社会へ 
千葉刑務所 守大助 

仙台高裁の不当決定への怒りは消えません。あのようなとんでもない判断がいつまで許されるのでしょうか。患者さんの血液検査を私たちがどうやって調べられるのでしょう。鑑定データを全て開示していない中で、どうやって同じ方法で実験できるのでしょう。いったい裁判所というのは何を考えているのか?本件での鑑定は証言だけど、具体的な物証は何も提出されていません。裁判所は一度も証拠開示を認めていません。まったくアンフェアです。こんな裁判が公正なのですか。  私は看護師として一日でも早く社会復帰したいんです。誰が何を言おうと絶対に筋弛緩剤を混入していません。両親は毎日ただ私の救出のために人生を送っています。二人が元気でいるうちに、この高い塀の中から出る手助けをお願いします。2019年もどうかお力を貸してください。
(昨年末に支援者に宛てた手紙より)

もっと知ってほしい、冤罪事件のことを

水タンクを設置 し、
何キロも先から水を運ばなくても
水を利用できるようになります
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支援する活動を、やってみる
私たちと一緒に、冤罪犠牲者の救援運動をやってみませんか。
道理が通る社会を作る、とても有意義な活動です。