わたしが現在のスタイルで製作を始めたのは、とある店舗のオーナー様からの依頼があったからです。
他ではないようなものが欲しい!まっすぐなものはいらない、曲げれるか?
そんな会話が始まりでした。
そのオーナーさんは、納得できない形だと決して首を縦に振らない人でした。
やったことがないものに挑戦するプレッシャーは、もちろんありましたが、何度も話をお伺いして、試行錯誤を繰り返し、納得のものを納品することができました。
そこからです。
面白い奴がいるぞ! まっすぐ作るより曲げるほうが得意な鉄工屋がある。
と、いろんなところでご紹介をいただきました。
もちろん、まっすぐ作れますし、まっすぐ作るほうが簡単なんです(笑)
でも、作るなら面白いものを作ってみたい、そして、何よりお客さまが喜ぶ顔を見たいという一心で常に新しい作品と取り組んでいます。
作品とは言っても、自分の好きなものを作ればいいというわけではなく、やはりお客さまあっての仕事。
そのバランスをとっていくことも、自分がこだわっていることです。
わたしが作っているのは、単なるモノではないんです。お客さまの夢を形にしているんです。
これからもわくわくするものを作っていきたいと思っています。