将来のキャリアや働き方などさまざまな理由から転職を考える40代の方も多いのではないでしょうか。

ただ、40代での転職というと勇気もいりますし、厳しい話も聞きますよね。

では、実際のところどうなのでしょうか?

結論から申し上げれば厳しいです。ですが、やり方次第で確度は高くなります。

その大きな要因は第一関門である『書類選考』です。

この書類選考にフォーカスして、40代の転職について、体験も含めてお話させていただきます。

厳しい書類選考の通過率の実態

ある統計によれば20代の書類選考通過率は12%、30代は11%です。

ところが、40代になると7%となります。

つまり10社に1社の可能性さえない厳しさです。

 

なぜ40代の書類選考通過が厳しいのかその理由

《スキルに関する理由》

・即戦力性が求められる

=業界や職種の親和性が重視

 

・マネジメント能力が問われる

=近い将来の幹部候補としての活躍イメージができるか

 

・適応力や柔軟性がないと想定される

=せっかくの経験も、そこにこだわり「当社に適応できないのでは」と思われる

 

《組織上の理由》

・育成を重視するならば40代よりも若年層を採用する

・組織構成上の観点から、現場責任者より年下を採用したいから

 

《求人票記載の理由》

・年齢や男女について記載できないことからのミスマッチ

 

《書類内容の理由》

・書類の内容の不備など

私のスペック

・40代前半男性

・営業職

・転職歴2回

・年収500万円

 

とごくごく平凡なもので際立ったものはありません。

20代で1度、30代前半で2度目の転職を経験しました。

人手不足と言われていた中、40代で迎えた3度目の転職となる今回も前回同様、スムーズに決まると思い込んでいました。

現職への不満も募っていたため、「なんとかなる」の思いで退職。

転職活動をスタートしました。

今思えば、ここが地獄の始まりでした(笑)

 

転職活動の初期。ムカつく会社に行かなくていい解放感と今度こそ納得できる転職を成功させるぞ!という高揚感が同居してモチベーションはMAXです。

まずは雇用保険の手続きとともにハローワークに向かいます。

ハローワーク求人応募はやってみて損はない。

ハローワークの求人案件については設置してある端末とインターネットで検索が可能です。

最大の特徴はわが国でナンバーワンの求人案件保有数です。

求人企業側にとっては無料で依頼できることから幅広い企業の求人案件の取り扱いがあり、間口の広さが売りです。

多くの求人がある一方でブラックというか残念な求人案件も混在します。

私の隣のカウンターで就業後の残業時間や休日日数が求人票と違っていたと職員に訴えている方がいました。

残念ながら、ハローワークはそのような求人企業側に法的な強制力は持っておらず、今後の是正を促すのが精いっぱいです。

もちろん、多くは良心的な企業からの求人です。

中には「え!」という好条件の求人もあります。

このような求人の背景としては、離職率の低いホワイトな会社で滅多に募集することもなくノウハウがないため、「じゃあ、ハローワークに求人を出しとくか」というケースが多いです。

転職慣れした方の中には「ハローワークの求人なんて」と軽視する風潮もありますが、こういった『神求人』もあるので侮ることはできません。

 

今回も気になった求人を端末及びネットで検索し、ハローワーク窓口で応募申し込みを何件かして応募書類を郵送しました。このハローワークに出向くこと、一通ずつ企業に応募書類を紙ベースで用意して郵送するアナログなところがハローワークの最大のデメリットですね。(履歴書の写真、封筒、切手の費用も掛かりますしね。)

 

それとほぼ同時に転職サイトにも登録をしました。

大手サイトである『リクナビNEXT』『doda』に登録をして仕事探しをスタート。

転職サイトの求人にもなぜ応募したのか?

メリットとしては求人広告費用をかけてまで人員が欲しい「本気度」が高い企業が多く掲載されていることがあります。

企業側にはそれなりの費用の負担があり、掲載サイトは反響が出るようにするため両者が工夫を重ねた産物が掲載された求人広告なのです。

したがって事実がシンプルに文字情報だけ記載されたハローワークの求人票に比べて情報量が多いです。キャッチコピー、画像などのアイキャッチ、採用側の求めるポイント、中には現職の方のインタビューまであり、自分がその企業に就職した後のイメージまでできるものもあります。

また、サイト上で求人企業と直接やり取りができるので応募書類を郵送する、それに伴う着日を待つタイムラグを軽減できるのも利点です。

基本的にクリックするだけで応募が完了するので複数社に応募するのも容易です。

転職エージェントからのスカウトメールも受けられます。

実際に転職活動した結果は・・・

ハローワークと転職サイトを軸に30社ほど応募しましたが、書類選考通過は1社もありません。以前の転職活動の時には数社には5社に1社くらいの確率で面接の案内をもらっていたのでこれはショックですし、焦りました。

「いくらなんでもそんなハズはない。」と思い、さらに10社ほど応募。

が、それでも届くのは「お祈り」メールと書面のみ。

いったい何がいけないのだろう?

ダメな理由を教えてもらえれば対策もできるのだけれど・・・。

志望度が高く、あきらめきれない企業にメールで理由を聞いてみたのですが、明確な回答はいただけませんでした。

ま、当然といえば当然ですが。

転職エージェントにも登録してみた。

より可能性を広げるために大手と言われる転職エージェントにいくつか登録をしました。

何かしらポジティブな反応があることを期待しました。

ですが「現在ご紹介できる求人案件がございません。」がある程度で返答なしのエージェントもありました。

 

さすがにこの時点で焦りと戸惑いと絶望感でどうにかなりそうな気分に襲われましたし、勢いで退職した自分を恨み始めました。

家族との会話も減ってきます(笑)

しかし、ヘコんでばかりもいられません。

ここまで書類選考が通らないのは履歴書、職務経歴書に問題があるのでは?

以前の転職成功体験にとらわれず、これらを見直そうと思いいたりました。

書店で参考になりそうな書籍を購入し、WEBサイトでも調べてみました。

そこでまず気づいたのは、40代の私が若年層と同じ職務経歴書の書き方では勝てないということでした。

いくつか転職エージェントから指摘された箇所や気づいた点を反映し、転職サイトの登録内容や自己PRも変更しました。

すると潮目が変わってきます。

他の転職エージェントからのスカウトメールの数がどんどん増えてきました。

その中で自分の希望に近い案件を提示してくるエージェントと面談をしました。

 

40代でも勝機を十分勝ち取れる

私のお会いした方は非常に優良なエージェントでした。

履歴書、職務経歴書について丁寧に添削指導を何度もしてくれて、私自身が気づかない可能性についても言及。それにもとづく提案もしてもらいました。

 

転職市場において「戦える書類」を持った私の戦況は好転しました。

今までずっと超えることができなかった書類選考の壁をある程度の確率での突破が可能となりました。

応募を重ねるごとに面接選考も増えていきました。

面接選考については回を追うごとにコツを得ることができました。

そしてついに内定を得ることができました。

内定を得てもなかなか決めきれない、承諾の返事ができないというケースも良く耳にします。

しかし、職務経歴書作成時に自分自身に「何ができて」「何ができないのか」「これから何をしたいか」をしっかり落とし込み、理解していれば返答に悩む必要もありません。

こうして書類選考に苦しんだ私の転職は、書類の改善を機に成功に至ることができました。

40代転職の私の個人的なまとめ

転職活動は、人それぞれやり方や自分に合った方法があると思います。

その中で僕が感じたのは、一方的に応募するだけでは、自分自身が見えないまま突き進んでしまいかねないという点です。

特に、40代以降の転職は、簡単ではありません。

その簡単ではなくしているのが、自分の思い込みです。

この思い込みを外すためには、外部からのアドバイスやフィードバックがもらえる転職エージェントです。

もちろん、全てのエージェントが良いわけではありません。
担当者にも向き不向きがあったりするからです。

ただ、コミュニケーションを続けることで、どこかでヒントが得られ、改善できます。
これが、転職をスムーズに運ぶ起点だったりします。

40代以降でまだ仕事が見つからない方は、転職エージェントにまずは登録してみることをおすすめします!
ハローワークに平日にいけない方は、この記事が参考になると思います。
ここには、ハローワークと転職エージェントの違いも書かれているので、僕はこれを参考に転職活動をはじめました。

ハローワークに平日行けない方の土日の転職活動