研磨の種類に合った
研磨会社の選び方

研磨会社を選ぶときに重要となってくるのが、品質の高さです。正確な研磨技術がなければ、良い部品をつくることはできません。正確な研磨が可能となる研磨会社の比較方法を紹介します。どのような基準で研磨会社を比較すべきか解説していきます。

■研磨の種類とは?

・バレル研磨

バレル研磨は、細かいワークを得意とする研磨方法です。複雑な形状にも対応するので、細かい研磨を指示したいときに活用しましょう。加工コストは他の方法と比べても割安となりやすいため、大口での依頼に向いています。少ロットの依頼より、大量の作業を一度にこなすときにおすすめです。

・バフ研磨

バフ研磨は、鏡面加工の際に使われる代表的な研磨技術です。職人の手によってひとつずつ作業していく方法で、仕上がりを求めるときに向いています。機械仕上げとは異なるため、部分的な研磨も可能で、均一ではない表面にも研磨が可能です。ただし、コストは割高になります。

・電解質研磨

電解質研磨とは、電解液に浸して研磨をする方法です。表面の仕上がりが均一になり、汚れの除去も可能になります。機械や手が入りにくい細かな部分まで研磨が可能です。他の方法と比べコストが高くなります。

■研磨が対応できる物について

・機械部品

精密な運動が必要となる機械部品は、研磨することで精度が高くなります。研磨することで摩耗しにくくなり、耐食性もアップするので、寿命が高まるでしょう。部品の精度が高くなると、加工精度も上がります。機械部品の研磨は、汚染付着やパーティクル発生防止のためにも必要です。

・半導体

半導体は、自動車やバイクなどの部品に使われる以外にも、医療機器や航空機器など精密さが求められる機器にも活用されています。研磨の中でも半導体の研磨は難易度が高く、研磨会社を選ぶ際に精度の高さが求められるでしょう。半導体は日々進化しているため、それに対応した研磨技術が必要です。

・金型

物を成形するために必要となる金型は、研磨することで美観がアップします。流動性抵抗が少なくなり、合わせ精度もアップするでしょう。結果的に製品性能に影響してくるので、金型の研磨は重要です。金型を研磨することで、金型の強度が保たれ寿命アップにも役立ちます。

■研磨会社の費用の比較方法

・見積もりを取って比較する

ある物の研磨を依頼したい場合は、複数の研磨会社に見積もりを出してもらいましょう。多くの場合は無料で見積もりを出してくれるので、価格相場を把握したいときにも役立ちます。複数の業者で料金を出してもらう場合は、研磨ランクによって比べることがポイントです。研磨方法にも種類があるので、同レベルで比べなければなりません。

・必要な研磨によっても料金が変わる

研磨する物の状態によっても、研磨料金は変わってきます。下地研ぎが必要なのか、錆びがないのか、整形が必要なのかも考慮しておきましょう。簡単な研磨だけなら、複数の業者で比較して一番安い料金の業者で比較することもできます。

・安いだけで選ばない

研磨の品質を問わないなら、価格重視でもよいでしょう。しかし、ある程度の品質を求める場合は、料金の安さだけで選ぶと失敗することがあります。満足いく仕上がりにならなければやり直しとなるので、2重で料金がかかることになります。安さを売りにしている研磨会社は、粗削りになることを知っておきましょう。

■電解質研磨業者の選び方

・難しい形状のものも研磨できるか

電解質研磨を扱う業者の数は少ないため、機械研磨をメインに使っていると、品質が比較しづらいことがあります。複雑な形状のものは機械では研磨できないこともあるので、電解質研磨を選択しているはずです。試しに依頼してみて複雑な形状のものでも仕上がりが高ければ、依頼する価値があるといえます。

・均一に電解質研磨をかけているか

電解質研磨の特徴は細かな形状まで研磨できることです。しかし、電解質研磨を均一にかけてないと、仕上がりに差が出てきてしまいます。

・洗浄技術が高いか

電解質研磨では、研磨後の洗浄技術によっても仕上がりに差が出ます。細かな部分まで電解質研磨をかけていくため、洗浄が甘ければ後々の性能にも影響が出てくるためです。

■業者選びで重要となるISO9001とは

・ISO90001の取得

研磨会社の技術力を確かめる判断材料のひとつとして、ISO9001の取得があります。この規格は国際基準をクリアしている証拠のため、高い技術力があると判断できます。

・社内の管理体制が高い

ISO9001の取得には社員の教育体制を整えなければなりません。そのため取得している会社では、どの社員でも均一な技術を保つための知識があるということです。社員教育は製品の品質にも影響してくるでしょう。

・無駄を省いた研磨技術

ISO9001を取得している会社では、社内業務の無駄を省いています。結果的に高品質ながらも、リーズナブルな価格を実現することができるでしょう。実際に取得していない会社と料金を比較することをおすすめします。

研磨会社の選び方をもっと知りたい方は下記のリンクから確認してください。

■まとめ

研磨を依頼するときは、各業者によって品質がまちまちだということを知らなければなりません。どの研磨会社に依頼しても結果は同じでないのです。高品質な結果を出しながらも、価格で妥協できる会社をみつけてみましょう。