当時、92歳だった祖母にひ孫を抱かせたいという
気持ちから結婚後、すぐに妊活を始めました。
妊活を始めて数ヶ月、
「なかなかできないな」と
感じていた私は不妊治療の末、
ようやく子供を授かった先輩に相談しました。
「子供を望んでいるなら検査だけでも
すぐしたほうがいい」
というアドバイスをいただき、
夫とも相談して、すぐに不妊専門のクリニックに
行きました。
まずは検査だけどいう軽い気持ちでしたが、
調べれば調べるほど要因がでてきました。
一番大きな要因は「排卵障害」。
「排卵障害」の明確な原因は不明。
治療としては
排卵誘発剤を投与して排卵を起こさせ、
ホルモン剤で足りないホルモンを安定させるという
内容でした。
不妊治療をすればすぐに妊娠できるものと
思っていましたが、一向に授からず、
あっという間に2年、3年と時間だけが
過ぎて行きました。
不妊治療は来院回数も多いため、
当時、会社勤めだったので治療のための休みを
とったり、早退するためにとても苦労しました。
理解してくれる方もいればそうでない方もいる、
何より、話せる人と話せない人がいるため、
「仕事をしながら治療を続ける」ということ自体が
とても大変でした。
また、周囲からの「妊娠」を期待されることも
その期待に応えたい、応えなければという
焦る気持ちもとても多かったです。
何より一番は友人の妊娠出産、街で見かける
妊婦さんに対して、抱いた複雑な気持ち。
喜んであげたい、喜ばなきゃと思えば思うほど
なんとも言えない気持ちで何度泣いたことか。。。
泣いてる瞬間も
「なんで泣いてるんだろ、、、」
「笑っていなくちゃ、、、」
と自分を責めてしまっていました。
何をしていても満たされない、
自分に価値がないと感じていた時間でした。
2013年4月25日。
4年近い妊活・不妊治療の末、
やっと長男を出産することができました。
妊活中は不妊治療してもなかなか授からす、
友人の妊娠出産を素直に喜べなかったり、
街を歩く妊婦さんに嫉妬してみたり。
そんな4年間を過ごした後に
授かった本当に愛おしい命が息子です。
でも、生後2、3週間で息子の顔に
表れた乳児湿疹は本当にひどいもので、
インターネットで色んなお子様の湿疹の画像をみても、
我が子が一番、圧倒的にひどい状態でした。
(あの頃の写真は1枚もありません、、、)
生まれたての我が子を抱きながら、
息子の顔を見ていて、
私は正直「気持ち悪い」という感情を抱いてしまいました。
なんで、こんなひどい湿疹なんだろうとひどく悩みました。
夜中、薄明かりの中で息子の寝顔を
見ることはとても幸せでした。
なぜなら、明かりが十分でないので、
湿疹の状態がよくわからないから、
心穏やかに息子の寝顔を見ることができたのです。
しかし、朝が来て部屋が明るくなり始めると、
途端に浮び出す湿疹を見て、
また心痛める毎日でした。
息子の乳児湿疹の原因を勉強していく中で
「有害重金属」の存在を知り、
たくさんの本を読んだり、専門家のものと尋ねました。
有害重金属のデトックスする方法はたくさんありますが
「妊娠前」の大切な時期に特化した
「妊娠前デトックス」を提供している施設はありませんでした。
赤ちゃんができないという心の痛み
他の人の妊娠・出産を素直に喜べないあの痛み
いろんな妊活情報に溺れ、何も信じれなくなった痛み、
赤ちゃんが生まれてもからだに起きた異変で感じたあの痛み、
女性だからこそ抱えてしまう「痛み」を
誰かに聞いてほしい、
誰かに助けてほしい、
実質的な解決に一歩近づきたい、
そんな想いを受け止めてくれる場所は
当時、私が探した限りは見つけることができませんでした。
妊娠前のお母さんの身体に蓄積された
「有害重金属」は不妊の原因になったり、
赤ちゃんの身体・健康状態に影響することがわかり、
妊娠前のデトックスの必要性を強く感じましたが、
日本には私が望むような施設はありませんでした。
しかし、「妊娠前にデトックス」が必要なことを
多くの方に知ってほしい、
私と同じ思いをしてほしくない、
と強く思い、その一心で「妊娠前デトックス」の
事業を始めることを決意しました。
妊娠前のお母さんの身体に蓄積された
「有害重金属」は不妊の原因になったり、
赤ちゃんの身体・健康状態に影響することがわかり、
妊娠前のデトックスの必要性を強く感じましたが、
日本には私が望むような施設はありませんでした。
「妊娠前にデトックス」が必要なことを
多くの方に知ってほしい、
私と同じ思いをしてほしくない、
と強く思い、その一心で「妊娠前デトックス」の
事業を始めることを決意しました。
起業にあたりいろんな不安はありましたが
「絶対に必要としてくれている人はいる」
という自信だけはありました。
しかし、待っていた現実は想像以上に厳しいものでした。
妊娠前デトックスは
エステでもない、
レクゼーションでもない、
フィットネスでもない、
鍼灸などの治療院でもない、
クリニックでもない、
日本にはまだない業態です。
なので広告を出す場所がありません。
インターネットで「妊娠前デトックス」と
検索されることもありません。
なので、必要としている情報を届ける手段が
口コミ以外ないのです。
今でこそ、「妊活」をオープンにする方もいますが
まだまだそれは一部の方。
「紹介したいけど、紹介しにくい」
という心のハードルがあります。
絶対に必要としてくれてる方はいることだけは
わかっています。
でも、その方たちに見つけていただく手段がないのです。
その方達に情報を届けてくださる身近な方は
優しさから「妊活のことは口にできない」
と、いうのです。
私にできることはただただ、SNSで発信するだけなのですが
それにも限界があります。
なんとかもっと、このことを多くの方に知ってほしい、
なんとか、大切な人に届けてほしい、
ただただそれだけなのです。
私のように不妊で悩んだり、赤ちゃんの身体のことで
悩む女性を減らしたいという一心で活動していますが、
まだまだ、苦戦しています。
「妊娠前デトックスの必要性」を発信する場を
作ることに多くの力を貸していただけませんでしょうか。
「妊娠前デトックス」という概念は、
日本にはまだ根付いておらず、ほとんど知られていないのが
実情です。
「妊娠前デトックス」の認知を広げ、
よりたくさんの女性に自らの身体と
これから授かる赤ちゃんの健康のためには、
お一人お一人にその必要性をお話伝えていくしか方法がありません。
「妊娠前デトックスの必要性」を発信する場を
増やしていくための活動のきっかけに
『ウーマンドリームアワード2019』
にエントリーしました。
これからお母さんになる方の人生の応援団として
サポートできる活動をこれからもしていきます。
『ウーマンドリームアワード2019』の
ファイナルでは「審査員特別賞」をいただきました。
一人一人の女性の幸せのために
歩みを止めず、前に進んでいきます。