「正しい個性を育てていますか?」

個性を尊重するということは、ひとりひとりの人間、つまり自分の人生の中で出会う人を尊重するということとイコールです。また、個性というのは、ひとりひとりの人間の〝性格そのもの〟とも言えます。

 個性はもちろん尊重しなければいけないのですが、自分の個性に関しては、ある程度、冷静に見る必要があると思っています。つまり、個性にも正しい育て方があるということです。個性というものを正しく理解して育てることができれば、人生はグッと深みを増して豊かになりますから、学校などで子どものうちから自らの個性を意識させるのは良い試みだと思います。

 しかし、残念ながら世の中には〝個性〟の意味を勘違いしてしまった「間違った個性感」が蔓延してしまっています。そのせいで人生の舵を誤った方向にとってしまい、大切な成長の機会を逃してしまっている人が多く見受けられます。

 たとえば、〝個性〟という言葉を甘えのいいわけにしているケースがあります。

 スポーツでも、学業でも、仕事でも、なんでも本気で取り組むと、肉体的にも精神的にもつらいことがたくさんありますし、人それぞれの性質に根差した乗り越えるべき課題というものが出てきます。たとえば「早起きが苦手」、「集中力がない」、「体力がない」、「会話や人づき合いが苦手」などです。

 しかし、昨今の個性偏重の世の中で〝個性〟の意味を履き違えてしまうと、そういった課題に真剣に向き合わず、自分の弱さの隠れ蓑にして甘えてしまうのです。「自分は○○だから向いていない」と自分の弱さを正当化してしまうのです。はたしてこれが、〝個性〟ということができるでしょうか。

 また、「わがまま」を〝個性〟と勘違いしているケースも少なくありません。

 これは年配の方に多く見られる、「〝我が強い〟のが〝個性〟」だと自己弁護して肯定しているパターンです。我の強さとは端的にいえば、「自負心」であり、「見栄」であり、「プライド」です。〝心の驕り〟といってもよいでしょう。こういった〝心の驕り〟は歳を経ると積み重なり、強くなっていく場合が往々にしてあります。そしていつしか周りの人を傷つけたり、いやな思いをさせたりして、ついには疎まれて誰からも好かれなくなってしまう方もいます。本人もそれには薄々気づいているのですが、プライドの高さが邪魔をして問題を直視しないという悪循環に陥り「頑固で偏屈なのが私の個性だ」と開き直ってしまうのです。

 もっと問題なのは子育ての場において、親の不見識から「子どもの〝わがまま〟を〝個性〟と勘違いして野放しにしている」ケースです。子どもは知識も経験も浅いですから、物事の道理を考えたり、自らの欲望や感情を律することはまだできません。親が適切な指導をすることで、善悪や道徳観、つまり良いことと悪いことを学ぶ大切な時期なのです。

 それなのに、昨今の過保護の風潮も相まって、親が〝個性〟と〝わがまま〟の区別をつけることができず、「我が子の個性を大事にしよう」と正しいジャッジをせずに何から何まで肯定してしまうのです。このような親のもとに育った子は、いったいどういう人間になってしまうのでしょうか。

 このように、個性は時として誤った解釈をされ、「甘え」や「欺瞞」や「放任」といった悪い行いの隠れ蓑にされてしまいます。もちろん、これらは個性でもなんでもないのではないでしょうか。
 
                                              

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Profile

木村藤子

1947年青森県生まれ。

地元で有名な霊能者だった母親のもとで育つ。30代のとき、神の声を聞き、霊視・透視能力を授かる。以来、日々多くの人の悩みを救っている。全国的にその名が知れわたり、「青森の神様」といわれるきっかけとなったのが、1990年の「ヘビ騒動」。地元で行方不明になったニシキヘビが現れる場所、時間を透視によって言い当てた。

著書に20万部突破のベストセラー『幸せの絆』、年度版『木村藤子の春夏秋冬診断(春生まれ用、夏生まれ用、秋生まれ用、冬生まれ用の4冊同時刊行)』(共に主婦と生活社)などがある。