舌下免疫療法(スギ)

つじ耳鼻咽喉科クリニック 
川崎市宮前区土橋3-3-1ドゥーエアコルデ203
044(862)8741
従来行われてきた注射による減感作療法と比べて、”痛くない””安全性の高い”治療法として舌下免疫療法が2014年より日本でも保険適応として行われるようになりました。
重篤な副作用がないことがわかってきたため当院でも舌下免疫療法(スギ)を開始しました。
例年、春のスギ花粉症の症状がひどいため根気よく体質改善していきたい方には有効な治療法です。

お 知 ら せ

・この春はスギ花粉の大量飛散にともなって、新たに免疫療法をお考えの方もあるかと思います。
・現在、出荷調整のためシダキュア2000の供給が昨年から止まっています。そのため令和5年7月に舌下免疫療法を希望されていた方もまだ開始できていません。現時点では厚労省からも製薬メーカーからも新たに薬剤が出荷されるという見通しは示されていません。
・そのため現時点では医療機関を受診されて検査等を行い、処方箋を発行しても院外薬局でお薬がない状態に遭遇します。従いましてしばらくの間は新規の舌下免疫療法は難しいと考えられます。ご理解のほどお願い致します。
・なお薬局でご相談しお薬の確保が可能な場合はこの限りではありません。

治療開始にあたっての確認事項

・すぐに効果の現れる治療ではありません。花粉非飛散期も含めて、長期間(3~5年)の治療を受ける必要があります。
・1か月に1回は通院し、お薬の服用をスケジュール通り毎日継続しなくてはなりません。
・開始前にアレルギー検査が必要です。
・治療は寛解や治癒が期待できる一方、すべての人に効果が期待できるわけではありません。
・効果があって終了した場合も、その後効果が減弱する可能性があります。
口の中の腫れ、舌下の腫脹、口内炎などの副作用は少なくありません。
・アナフィラキシーの場合は緊急に病院での診察が必要で、まれに入院が必要になる場合もあります。

治療可能な要件

年齢 13歳(中学生)~

その他 ・妊娠していない。また当面は妊娠を希望しない。
・悪性腫瘍(がん)や全身性の重篤な疾患がない。
・月に1回は来院でき、数年の治療継続が可能。
・β遮断薬、ステロイド剤、抗うつ剤の全身投与をされていない


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診療の流れ

Step
1
初診
例年の花粉症の症状についてお聞きした上で、鼻の中、口の中を診察します。治療が必要と判断した場合には血液検査(アレルギー検査)を行います。
Step
2
1週間後 再診
検査の結果でスギの反応が確認できた時点で治療が開始できます。治療の方法、副作用への対処法、緊急対応施設を確認した上で、お薬(シダキュア2000JAU)を処方致します。薬局でお薬をもらった段階で、クリニックに戻って頂きクリニック内で初回の投与を行います。投与後30分経過し副作用がないことを確認の上で帰宅できます。
Step
3
2週間 自宅で投与
1週間自宅でシダキュア2000JAUの投与を続けた後、副作用がなかった場合、シダキュア5000JAUに増量したのち1週間自宅で投与します。
Step
4
2週間後 再診
2週間自宅でお薬の投与を続けた後、来院して頂きます。副作用がなければその後は1か月投与となり、月1回の来院で結構です。
Step
1
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Step
 月に1回受診
かぜや熱、口内炎、口の傷、虫歯などの時には中断した方が良いでしょう。これらがなければ根気よく治療を続けましょう。3~5年程度の治療が推奨されています。
Step
1
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お薬の服用方法

・お薬は壊れやすいので、裏面のフィルムをはがしたのち慎重に取り出して下さい。
・かぜや口内炎がない場合には、お薬を舌の下にはさみこんで下さい。
・1分間舌の下でお薬を保持した後、そのまま飲み込んで下さい。
・その後、5分間はうがいや飲食を控えて下さい。
・初回投与後、増量後は症状の変化を慎重に見極める必要があります(原則としてクリニック内で投与)。

・服用後、2時間は激しい運動や入浴は避けて下さい。
・服用直後の食事や特に飲酒は控えて下さい。

服用を中止すべき場合

・喘息発作、また喘息の症状がひどいとき
・抜歯後や口の中に傷や口内炎があるとき
・感冒や体調が悪いとき
・長期間、舌下療法を中断した後(お薬をお持ちの上、ご来院下さい。)


副作用

・口腔内の腫れ、痒み
・のどの違和感
・アナフィラキシーショック



その他の注意事項

種類 当院はスギのみで、ダニの舌下治療は行っておりません
開始時期 6~12月(花粉飛散期には始められません)
その他 副作用


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よくあるご質問

  • Q
    治療はどれくらいの期間続ければよいですか?
    A
    アレルギー性鼻炎に対する舌下療法は3年以上続けた方が良いとされています。3~4年継続するとやめた後も長期にわたり効果が持続しやすい、とされています。
  • Q
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    A
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その他

現在は花粉飛散期にあたるため、新規の舌下減感作治療はできません。新たに治療をはじめたい方は5月中にご相談下さい。6月からの治療開始が可能です。

なお転居などで継続して治療を行いたい方は引き続き処方は可能です。お薬手帳などをご持参の上ご相談下さい。