北海道では新型コロナウイルス感染者数が2月から増え、2月末には鈴木北海道知事から緊急事態宣言が出され、一気に外出自粛となりましたが、その成果で3月後半には一旦コロナ終息ムードに。しかし、気のゆるみから4月に入りコロナの第2の波で急激に感染者数が増加し、さらに外出自粛要請が強くなり、私の店舗「プラーナ」も休業要請の為4月21日から休業中となっています（5月末までの予定）。

毎日コロナウイルス関連報道を見ていて、私にも何か支援できることはないだろうかと考えていました。
プラーナはリフレクソロジーサロンですが、アロマ＆ハーブのショップでもあります。そこで、コロナウイルス感染者の皆様に「香りの癒し」を届けられないだろうかと思いました。

コロナウイルス感染者の患者様は隔離され、家族の面会も許されず、日々病気の恐怖や不安だけでなく、孤独とも戦っています。
また、軽症の患者様はこれといった治療はなく経過観察をするだけの方も多いと聞いております。
しかし症状が軽くても、隔離され制限された日々を送ることは、精神的にとても大きな負担になっていると思います。

病気治療には、医療の他に心のケアも大切なのです。

そんな患者様にアロマテラピー（香療法）で、少しでも心を癒していただきたいと願い、「香りの癒し」を届けるプロジェクトを考えました。

まずは、軽症者様から・・・
アロマストーンと精油（エッセンシャルオイル）をセットにして、軽症者様が療養している施設にお届けすることは可能だろうか。療養中の間、患者様ご自身でアロマテラピーを楽しむことでほんの少しでも安らぎの時間になるのでは・・・

また、コロナ感染症の症状の一つに、嗅覚異常がありますが、香りがわかるようになれば、嗅覚異常が改善したことを患者様ご自身で自覚することができます。

まずは100セット準備することを決めたうえで、
早速、北海道官民連携推進室に、メールにて受け入れていただけるかをご相談させていただきました。
5月10日（日）朝、お返事をいただきました。
軽症者の受け入れ宿泊施設で必要かどうかを確認していただけるとのことでした。
お忙しい中、また休みを返上して対応してくださっている道職員の方々に心より感謝申し上げます。
その後何度もメールのやり取りをし実現することになりました（5月18日）

クラウドファンディング
コロナウイルスがある程度終息するまで継続したいと思っており、その為の資金として、クラウドファンディングに挑戦することにし、只今準備を進めています。多くの皆さまにも応援していただき、一緒にコロナウイルスの終息を願いましょう。

クラウドファンディングが成立し目標を超えた場合は、患者様だけではなく、医療従事者の方や、宿泊施設で対応しているスタッフの方、また、休み返上し、24時間体制で私たちの対応をしてくださっている道や市の職員の方にも香りの癒しをお届けできたらと思っております。

日本中が外出自粛や休業などで経済も停滞していましたが、皆さんの頑張りでコロナ終息の兆しも見えてきました。しかしここで気を緩めず、今後また感染者が増えないよう心掛けたいですね。

この経験が今後に活かされるよう、そして1日も早く、皆さんの笑顔が戻りますことを願っております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2020.5.18　　プラーナ　林　俊子