大地震の発生などにより地盤が液状化すると、建物の不同沈下や設備配管の破損など、建物やその周辺に様々な被害を及ぼします。
液状化のおそれのある土地に住宅を建てる際の留意点や液状化対策工法について紹介します。
戸建住宅の液状化対策工法には、建築物の基礎で対応する工法と地盤を改良して対応する工法とに分類することができます。前者は液状化が発生しても建築物への被害を受けにくくする工法で、後者は液状化の発生を抑えて建築物の被害を防止する工法です。前者の工法には直接基礎(べた基礎)、小口径杭工法が、後者の工法には深層混合処理工法、浅層混合処理工法、注入工法などがあります。