知覧という場所をご存知でしょうか?
本州最南端の鹿児島県。
その鹿児島でも南に下ったところにあります。
知覧といえば「武家屋敷」「知覧茶」と言われていましたが
最近は違うことで有名になってきました。
それは
「特攻隊の聖地」としての知覧です。
27歳、僕が人生につまづいた時、
たまたま訪れた鹿児島知覧の特攻隊資料館で
僕の人生は変わりました。
「知覧」、それは特攻隊の聖地と呼ばれる場所。
いまから75年前の1945年、戦争末期、
追い詰められた日本軍は、
沖縄沖にいる連合艦隊の空母を沈めるため、
未来ある若者たちを一つの兵器として、
飛び立たせるという作戦を立てました。
それが特別攻撃隊、いまでいう特攻隊です。
知覧はその最激戦地として使われた場所のことです。
4年前の戦後70年の影響、『永遠のゼロ』『風たちぬ』の影響もあり、
「日本人なら一度は知覧に行かなきゃ」
そんな言葉を耳にしたことがある人も増えてきました。
僕がその知覧の地に行ったのは、今から18年前のことでした。
商売も人生も全くうまくいかない。先も見えない。
そんなとき、ふと祖父の
「人生に迷ったら知覧に行け」
という遺言を思い出してふらっと知覧に足を運んだことで
僕の人生は大きく変わりました。
追いつめられた日本を守るために
何よりも一番大切な家族、故郷を守るために
飛び立った20歳前後の若者たち。
彼らが未来に夢をかけて散っていった姿
飛び立つ前に残した遺書を目にしたとき
僕はまったく動けなくなりました。
先の見えない僕に
当時の特攻隊員さんが教えてくれたもの。
それは「自分は何のために生きるのか?」という
使命感、日本人が大切に守ってきたfor you精神
そしてかつての日本人たちの崇高さでした。
僕のたった一人の知覧通い、その思いに一人、
二人と仲間が増え、やがて毎年春の桜の咲く頃
知覧に集まり未来への誓いを立てるという
イベントに発展していきました。
今年は4月7日、8日の2日間で
「知覧フォーユー研修さくらまつり」を開催します。
このさくらまつりでは毎年、不思議とたくさんの奇跡が起きます。
その様子は「人生に迷ったら知覧に行け」に書かせて
いただきましたので、ここでは割愛させていただきますが
そこに書いただけでなく、
参加した人間たちの人生も大きく変えてくれました。
「あのさくらまつりでたくさんの仲間ができた
信じられないことが次々と起きたよ」と
嬉しいたくさんの声をいただいています。
なぜこんなことが起きるのか?
今でも理由は分かりませんが
「ひょっとしたら向こうの世界から何らかの
応援をいただいているのではないだろうか?」と
感じざるを得ないことが次々に起こり始め
僕はこの時から奇跡というものを信じるようになりました。
さくらまつりは毎年ごとにテーマを決め
参加者全員で2日間、自分の中でその思いを深めていきます。
さくらまつり第1回目のテーマは「結集」
第2回「立命」、第3回「勇気」、第4回「覚悟」
第5回「使命」、第6回「絆」、第7回「愛」、第8回「士(サムライ)」、第9回「感謝」、第10回「未来」、第11回「奇跡」、第12回「飛躍」
第13回となった去年のテーマは「翔」でした。
今年のテーマは
「義」
です。
特攻隊員さんが生きたかった未来、
特攻隊員さんが残してくれた未来、
これを受け継いだ僕たち日本人が、
「自分はこれからどんな未来を創っていくのか」をしっかりと深め、
仲間たちと共有することにより、
一人でも多くのリーダーたちの誕生のきっかけになるべく、
このテーマにしました。
年に一度でも本気で自分自身と向き合い、会話し
そして「自分が今何のために生き、
何のために仕事をしていくのか」を問いただすことが
人生において一番大切なことだと信じていますし、
「同じ思いの人だけに来ていただきたい」という思いのもと
この文面も心のまま正直に書かせていただきました。
さくらまつりには人生を変える出会いがあります。
さくらまつりには人生を変える感動があります。
さくらまつりには人生を変えるチャンスがあります。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
そしてこの手紙が一人でも多くの人の
人生を変えるきっかけになりますように。
知覧の桜の木の下でお会いできることを
楽しみにしています。感謝。
知覧ホタル館特任館長 永松茂久
英霊となって僕たちを見守っている、彼らの凝縮した、純粋で切実な希望を、託された人間が僕達です。望む望まないに限らずそれが事実です。 僕たちは、彼らの子孫であり、彼らが残してくださったこの国を支えていかなければいけない命でなのです。 「魂を託された者」 そういう覚悟が、そういう使命を認識する事が、どれほど人生に力を与えるか、どれほど人生を素晴らしいものにするか、どれほど人を笑顔にするか、 身を持って知っている人間が、さくらまつりに集まります。 だから、楽しいのです。だから、素晴らしいのです。 子供たちが、早く大人になりたい、大人ってかっこいい、って思える国を作りたい。 愛する日本を、もっと素晴らしい国にして次の世代に残したい。 英霊さん達に、今自分のいる場所を報告し、どこへ向かいたいのかを聴いてもらい、そして、英霊さんの存在を感じながら、仲間と酒を飲み、語らい、騒ぎ、エネルギーをを満タンに宿し、ずっとライバルであり、ずっと仲間である事を言葉ではなく確認し、それぞれのフィールドへまた帰っていく。 それがさくらまつりです。 来てください。 来ればわかる。 さくらまつりを知らないまま、人生を終わらせないでください。 一緒に飲みましょう、語りましょう、泣きましょう、笑いましょう。 一緒に、来てください。
かつて愛する人の為に、未来の日本の為に、自らの命をかけて逝った特攻隊員さんの思いを、少しでも汲んで生きていきたい。 さくらまつりに参加して、自分自身と向き合い、意識が変わり、受けとめ方が変わり、行動が変わりました。そして、さくらまつりでの出逢いをきっかけに、ずっと無理だと思っていた夢を叶えることができました。踏み出す勇気をもらいました。さくらまつりが道を開いてくれたと思っています。
到着しても会場の人達ともほとんど絡まず、指示どおりに特攻記念会館に入り当時60年前に戦局きびしい日本の領土を守るため強いては愛する故郷、家族、恋人、子供達、、、日本に住む全ての人たちの未来を守るために当時20歳前後の若者が引き換えに戦闘機ごと敵艦に体当たりするという作戦に命を散らしていったことを知りました。命令がくだされたその日、どんな思いで朝を迎えただろうかと思うといつの間にか泣いてました。 その瞬間、心が180度かわって主催の陽なた家ファミリーに心からのありがとうが言えました。 感謝をはじめて思い知った時でした。それから特攻隊員さんにご挨拶と報告をしに、毎年参加しています。
大切なだれかのために尽くすという学びを得て本気のスイッチが入りお客さんのため、第一産業の方などを喜ばすためにやりきりだしきり閉店寸前のお店が、5倍近くの売上を出す繁盛店にかわりました。
「さくらまつりに参加したら仕事が上手くいく」
「成功する」
「たくさんの出会いがある」
そんな風に言っていただけることもありますが
あなたに本当に感じてほしい想いは違うところにあります。
日本という国に生まれ、育ってきた僕らが忘れてしまっている想い
今の日本は便利になり「水と安全はタダ」とまで言われるほどに豊かになりました。
これは世界を見渡してみても類がないほどの豊かさです。
しかし、こんな世界から憧れられるほどの豊かな国を作ってくれた
ぼくらのご先祖様について考えることが日常どれくらいあるでしょうか。
戦後ずっと日本の歴史を、ぼくらはないがしろにしてきました。
先人の方達は、その思いで今の日本を残してくれました。
「夢を描こう」
「自由を手にしよう」
と未来を思い描くこともとても大切です。
しかし、それと同じくらい、
いやそれ以上に大切なことが
さくらまつりでは、その部分に全面的にフォーカスしていきます。
大切なことを、ぼくらは知覧で、特攻隊員さんから学びました。
歴史を、その想いを学ぶことでぼくらに本気のスイッチが入りました。
それから、ぼくらの活動が加速したことはまぎれもない事実です。
実際に飛躍的に人生が変わっている人がたくさんいます。
知覧ホタル館の館長、そしてさくらまつりの後見人でもある
鳥濱明久さんがいつも教えてくれます
「今のぼくらには失敗ができる明日がある。
特攻隊員たちには、その明日がなかった。
きっと彼らが見たら「勇気を出せ!」と
背中を押してくれるはず。
びびってないでどんどん挑戦しなさい」と。
あなたにもきっと、本気で生きたいと思っていても、
いまいち本気になれないときがありますよね。
人に優しくしようとして、偽善者と言われへこんでしまうこともあると思います。
しかし、過去の日本を知れば、昔はそれが当たり前だったと気づきます。
そしてその生き方がどれだけ美しく、そのおかげで今の僕らがあるんだ
ということが心からわかります。