アンコールワットとは、カンボジア北西部に位置するユネスコの世界遺産、アンコール遺跡の一つであり、その遺跡群を代表するヒンドゥー教寺院建築のことを指します。
サンスクリット語でアンコールは王都、クメール語でワットは寺院を意味します。大伽藍と美しい彫刻を特徴としたクメール建築の傑作とされ、カンボジア国旗の中央にも同国の象徴として描かれています。
アンコールワットは、12世紀前半にアンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって、ヒンドゥー教の寺院として30年を超える歳月を費やし建立されました。
1431年頃にアンコールが放棄されプノンペンに王都が遷ると、一時は忘れ去られますが再発見され、アンチェン1世が1546年から1564年の間に、未完成であった第一回廊北面とその付近に彫刻を施しました。
さらに、その孫のソター王は仏教寺院へと改修し、本堂に安置されていたヴィシュヌ神を四体の仏像に置き換えたと言われています。
1992年にアンコール遺跡として世界遺産に登録されて以降、一度は訪れてみたい観光スポットとして、世界中からたくさんの観光客が訪れています。
日本からは、成田空港を出発して全日空の直行便を利用するとカンボジアの首都プノンペン国際空港へ約6時間20分で行くことができます。
比較的短い日程で旅行できますので、初めての海外旅行先としても人気があります。
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