【神戸新聞】
2019年12月12日掲載

 プロボクシングで日本、東洋太平洋王者を輩出した尼崎ジム(尼崎市水堂町2)が15日、設立40周年を迎える。前会長の小島祥一さんが8月に71歳で他界。今は娘夫婦がもり立て、プロ選手の育成だけでなく、フィットネスや子どもの指導など活動の幅を広げる。同日にはミニマム級で世界4団体を制した高山勝成さんらを招いたイベントを、ジムで開く。
ボクシング魅力伝え40年
尼崎ジム 日本、東洋太平洋王者を輩出

 ジムは1979年、畳店経営の小島さんが「尼崎拳闘会」としてJR尼崎駅近くに開き、その後、今の場所に移転。2000年には仲宜明がジム初の日本王者となり、翌年には洲鎌栄一も続いた。共に世界にも挑戦。08年以降は野中悠樹が日本と東洋太平洋のタイトルを手にした。

 作夏、トレーナーだった宇久正治さん(40)=たつの市生まれ=が会長職を継ぎ、妻で小島さんの長女理恵さん(41)がマネジャーを務めている。

 これまでに活動した会員は2千人を超え、プロは50人以上。今は7~71歳の約110人が在籍する。敷地面積約130平方メートル、3階建てのジムにはリングが二つある。子育て中の人が安心して体を動かせるよう託児スペースも構え、スタッフが子どもの面倒をみる。平日は午前中の利用も可。

 宇久会長は、かつて線の細かった教え子が競技を始めたことでたくましく成長し、全日本新人王決勝戦に進出したエピソードが印象深いといい「会員それぞれの特性や目標、気持ちを大切に指導していきたい」と話す。ジムを20年以上支える理恵さんは「ボクシングをやってよかった、と心から思えるように汗を流してほしい」と呼び掛ける。

 イベントは15日午後1時から。小学生向けのボクシング教室(定員10人、要予約)に続いて行うトークショーでは、高山さんや、現役時代に同門だった宇久会長、2人を指導した中出博啓トレーナーが語り合う。共に無料。詳しくは尼崎ボクシングジムのホームページへ。
☎06・6431・7457