2021年４月１日(木)　
　鹿児島市の高校生、上村章彦さん（17）は3月21日午後10時過ぎ、アルバイトの帰りに、鹿児島市の農道で車いすの男性（67）が川沿いの傾斜している道を下りている所を目撃。
　状況から不自然だと感じて通報した。車椅子男性を探していた家族に気づき一緒に周辺を捜索。
　約10分後に車椅子から転落して倒れている男性を発見し救助した。
　車椅子の男性は軽度の認知症を患い、同居する家族が目を離した隙に外出していた。
　上村章彦さんは「祖父のことを思い出し、人ごととは思えなかった。夜中に1人で車いすでいたのでおかしいと思った。」と話した。
　青木署長は「そのままになっていたら、生命の危険があった。家族に気づいて声をかけたことで早期救助にもつながった。」と感謝した。